日本最大のインドアカスタムカーショーは今年も熱気ムンムン。

ホットロッドと呼ばれる旧きよきカスタムカーから、マッスルカー、それにVW や国産旧車などビルダーとオーナーのセンスで仕上げたクルマやモーターサイクルが世界中からやってくるのがホットロッドカスタムショー。今回で30回目を迎えた日本でトップクラスのインドアカスタムカーショーがパシフィコ横浜で開催された。

アメリカ旧車を筆頭に、あらゆるセンスと技術が集まる祭典は、カーカルチャーの楽しさを教えてくれるだけでなく、それぞれのクルマやモーターサイクルへの情熱を感じるものばかり。今年も多くの「すげー」で会場は埋め尽くされた。

ホットロッドカスタムショーで気になったクルマを紹介。

今回のライトニング・アワードに輝いたのは’60年式シボレー・ベルエア。選程良くやれた塗装とサーフボードを積んだディスプレイ、それに4ドアセダンという点。これぞカリフォルニアの空気感である。

前回の同イベントでベスト・オブ・ショー・オートモービルに選ばれた’29年式フォード・モデルAをベースにしたレーサーは本誌でもおなじみファーストアローズ伊藤さんの愛車である。

すべてにおいて手が入った隙の無い仕上がりの’53年式VWタイプ1。この年式はリアガラスが2枚に分かれるスプリットウィンドーになる。

ルーフをチョップして低くカスタムされた’32年式フォード3ウィンドークーペ。あえて塗装をせず、何年も経過した風合いを大事にしている。

豪快に張り出したフェンダーに極太タイヤをセットしたデトマソ・パンテーラ。フォードのV8エンジンをミッドマウントしたスーパーカーだ。

絶妙なメタリックグリーンの’69年式プリムス・バラクーダ。これくらい派手すぎないカラーリングで乗るのが大人のスタイル。

1991年式トヨタ・コースターをベースにクラシックなレース用のトランスポーターへと変身させた1台。レースカーも、それを運ぶクルマも作るアイデアに感心。

カリフォルニア公認のヒストリックカープレートを付けた’52年式シボレーの救急車。使い倒される宿命の公用車をレストアして動態保存するだけでも頭が下がる。

随所に高度なメタルワークを駆使して仕上げた’73年式ハーレーダビッドソンが今年のベスト・オブ・ショー・モーターサイクル賞を獲得。圧巻の作り込みだ。

今回のベスト・オブ・ショー・オートモービルに選ばれたもはパラダイスロードが製作した’50年式シボレー。ベース車両の面影は皆無で、まったく別物へと変身する。

(出典/「Lightning2023年2月号 Vol.346」)

この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

いつもの装いに、頼れる履き心地。この秋は、コートスニーカーとチロリアンシューズがあればいい

  • 2026.09.18

トラッドな装いになら、足元はやっぱり品よくいきたい。でも、履き心地だってこだわりたい。そんな欲張りな気分に応えてくれるのが「ロックポート」。クラシックな佇まいと快適さを両立した2足を紹介する。 品よく履けて、しっかり快適 「お洒落は我慢」とは言うけれど、格好よさも履き心地も譲れない。そんなわがままに...

無垢の金属、輝く伝統。純金や純プラチナを使った「市松」の究極の逸品

  • 2026.09.25

純金や純プラチナなど、純度100%の軟らかい金属をアクセサリーにするためには非常に高い技術が必要だ。それを可能にするのが「市松」。約30年にわたって培った“叩く”技術が可能にする唯一無二のリングの輝きに迫る。 熟練の技なくしては完成しない究極の逸品 原材料高騰の影響もあって、希少性が高まっている純金...

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...

上野の2つの「SUN HOUSE」で、秋支度。おすすめのアイテムを聞いてきました

  • 2026.09.18

歩いてわずか30秒ほどの距離にある、上野ふたつのサンハウス。今回はそれぞれの店舗で、この秋おすすめのアイテムを聞いてみた。2軒を行ったり来たりしながら、そろそろ秋支度を始めよう。 上野のサンハウスは行ったり来たりが正解です 昨年のリニューアルを経て、アメ横に2店舗を構えるようになった「サンハウス」。...

Pick Up おすすめ記事

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...

名作[ハリケーントップ]誕生から40周年! 「CHUMS」の「ハローウェア」が再登場

  • 2026.09.23

「チャムス」の名作[ハリケーントップ]の誕生から40年を迎える今年、「ハローウェア」が再登場する。そのコレクションを紹介する前に、まずはブランドが歩んできた歴史を紐解いていこう。これまでの歩みを知れば、「ハローウェア」をもっと楽しめるはずだ。 ハロー、懐かしくて新しいチャムス サングラスを川に落とさ...

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...

いつもの装いに、頼れる履き心地。この秋は、コートスニーカーとチロリアンシューズがあればいい

  • 2026.09.18

トラッドな装いになら、足元はやっぱり品よくいきたい。でも、履き心地だってこだわりたい。そんな欲張りな気分に応えてくれるのが「ロックポート」。クラシックな佇まいと快適さを両立した2足を紹介する。 品よく履けて、しっかり快適 「お洒落は我慢」とは言うけれど、格好よさも履き心地も譲れない。そんなわがままに...

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...