海釣りにはベースキャンプを。ソロで楽しむ釣りキャンプの醍醐味とは?

釣れた魚をその場で捌き、新鮮なうちに酒とともに味わう贅沢な遊び。釣りとキャンプを一緒に楽しむ人も増えている。そんなサバイバル的なキャンプにはミリタリー生まれのパップテントがよく似合う。玄人好みな道具選びで行うソロの釣りキャンプは、たまらない至福の時間だ。洒落者の至福の1日をちょっと覗き見してみよう。

とにかく重いが、見た目のかっこよさと歴史背景に惹かれたパップテント。

エンジニア・川島崇史さん|ミリタリーウエアを入り口にキャンプ道具もミリタリーひと筋。趣味の釣りとともにキャンプを楽しんでいる。フィールドは海、川、湖などキャンプ地次第であらゆる魚種を狙う

ここ数年で一気に知名度が上がり人気急上昇中のパップテント。ミリタリー生まれの男前なスタイルと設営が簡単であることから、アウトドアメーカーからも注目されているテントだ。このパップテントとは、軍に支給されていた軍用テントのことで、もともとは雨をしのげる簡易的なポンチョとして作られていたもの。それを2枚繋げてテントにできるように設計されている。

ただし、難点はただひとつ。テント素材では主流となっているナイロンシェルに比べて、重量が極めてヘビーであること。そんなテントに魅せられた川島さん。ミリタリーウエアが好きだったこともあり、パップテントを使うようになったとか。

「とにかく重いんですが、見た目のかっこよさやパップテントが生まれた歴史や背景を掘り下げるほどに魅力を感じるようになってしまいました。入り口は米軍でしたが、その後、ヨーロッパ軍のテントにも興味をもつようになり、いくつか所有しています」

テントだけでなく、キャンプで必須のクッカーやチェア、コットなどのギア小物まで、すべてミリタリーギアぞろいの川島さん。実際に道具を試して、使いやすいものとそうでないものを精査するのも楽しいひととき。そんな彼が釣りキャンプに行くという。もちろんお気に入りのパップテントと一緒にだ。

釣りもキャンプもどちらも本命! 抜け目のない準備が勝敗を分ける。

不要な道具はできるだけクルマで保管。釣り道具もキャンプ道具も必要最低限のものだけをフィールドへと持ち込むのが基本。

イカ釣りが本命。イカ用のルアー、餌木各種と予備として回遊魚がいつ回ってきても対応できるようにライトなジグをバッグに入れておく。

フィールドに到着したら、まずはテント内に敷くインナーマットを敷きその上にテントを引っ張り出す。マットを中心にテント位置を調整して張っていく。

パップテントの利点は設営が簡単なところ。ペグを打ち込みしっかりトロープを固定し、あっという間に完成だ。

テントの設営を終えたら、コーヒーでも飲みながら釣りの準備を開始。朝まで時間があることを考えたら焦る必要もない。

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Lightning 編集部
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