ダッパーズの定番アウター! ヴィンテージに見る“スポジャケ”の魅力とは?

ヴィンテージウエアの中でも作られた年代がとりわけ旧くギミックのあるデザイン性の高さから人気のスポーツジャケット。そのリプロダクトを得意とするダッパーズを紹介する。

着丈が短くデザイン性良しのスポジャケ。

赤と黒のバイカラーが目を惹くウールのスポーツジャケット。ハトメのファスナーが装備された1930年代のもの。襟型やポケット、カフスのストラップなどデザインも好印象。参考商品
ホースハイドとウールのコンビが光る1940年代のスポーツジャケット。前身頃や袖の切り替えデザイン、ポケットなど、ヴィンテージならではの作り込みの高さが窺い知れる。参考商品

「昔はスポーツジャケットって言ってなかった気がするんですよね。単にウールのハトメとかですかね。でも昔のカタログやデッドストックの箱などを見るとちゃんとスポーツジャケットって書いてあります。どんなものかという定義はあまり考えたことはないですが、ショート丈のウール、もしくはレザーのジャケット。ボク自身、袖にファスナーが付いているジャケットはモーターサイクルジャケットという認識です」

ダッパーズを手掛けるプロデューサーの野尻さん(左)とディレクターの小松さん(右)。ともにこれまで、手にしてきたスポーツジャケットは計り知れない数だという
箱付きデッドストックのウールのスポーツジャケット
箱のみだが、サイドには「SPORTS JACKET」の印字がなされている。参考商品

これまで数あるヴィンテージを目にしてきた野尻さんと小松さん。豊富な知識と経験から独自の解釈で当時のスポーツジャケットをイメージソースにダッパーズの定番であるスポジャケを手掛ける。

「スポジャケを作り始めて8年ほど。今っぽくしすぎないようにアームを細くし過ぎないよう程よい野暮ったさを表現しています」

ここではそんな、野暮ったさを残しつつもモダンに再構築したスポーツジャケットを2つ紹介する。

Classical Leather×Melton Combination Sports Jacket 9万7900 円

1940年代に作られたメルトンとレザーのコンビが秀逸なスポーツジャケットをベースにモダンにアレンジしたジャケット。2重織りのヘビーメルトンに柔らかくしなやかなホースハイドを切り替え素材に使用したカフスやバックのアジャスターベルトにも同じレザーが使用されアクセントとなっている。

メインファスナーには1940sスタイルのウォルディス、フロントポケットにはボールチェーンポケットを装備
サイドアジャスターのバックルにはクラシカルな模様が描かれている
背面のプリーツも印象的

Combination Sports Jacket 10万7800 円

1930年代のウールグリズリーとスポーツジャケットをハイブリッドさせたダッパーズ解釈のスポーツジャケット。背面センターに大きく配されたプリーツや前身頃に付けられた上質なムートンがエレガントな雰囲気を演出している。カラーはブラウンとブラックの2色展開。

ボディには伸縮性の少ないウールメルトンを使用しているため、背面のプリーツにより動きやすい ようデザイン
アジャスターベルトのバックルやカフス、ブランドタグもクラシックな印象

【問い合わせ】
Shank Clothing & Antiques
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-17-2
TEL03-5315-0906
https://dappers.jp

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2022年11月号 Vol.343」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

【Tricker’s × 2nd別注】英国の伝統と歴史が宿る質実剛健なカントリーブーツをネイビーで

  • 2026.03.18

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 革靴の名門「トリッカーズ」とのコラボが実現。ストウ ネイビーカーフ 革靴の聖地として名高い英国・ノーサンプトンにて1...

着回し難民は注目! トラッド派の強い味方エドウインのデニムセットアップ。

  • 2026.03.16

お金をかけずにファッションを楽しむという“チープシック”において、着回し力の高いプロダクトは必須。アメカジが大盛り上がりを見せている昨今において、デニムのセットアップには注目しておきたいところだ。そんな時、トラッド的なエッセンスが随所に感じられるエドウインのプロダクトは、我々の強い味方となる。 甘く...

最古のジャパンアイビーブランド「ヴァン」と伝統の“ジャパンブルー”が織りなす究極のトラディッショナル

  • 2026.03.17

明治時代から"ジャパンブルー"と称され、深い歴史を持つ日本の「青」。そして、日本のファッション黎明期に誕生した最古のジャパンアイビーブランド「ヴァン」。旧きよき伝統という点で共通する掛け合わせが、“究極のトラディショナル”という境地で交わる。 伝統でつながるヴァンと青 スタンドジップアップスウェット...

“ユニオンスラック”って知ってる? アメカジにもトラッドにもバチっと決まる、万能パンツシリーズを全部見せ

  • 2026.03.16

“ユニオンスラック”は、「トラディショナル ウェザーウェア」を代表するベストセラーパンツシリーズ。シルエットのバリエーションが豊富でそのどれもが美しく、ベーシック。ワードローブにあるアメカジ服もトラッド服も、クリーンにまとめ上げる名作だ。 太シルエットをほどよく楽しむセミワイドな大人気モデル|ユニオ...

奈良の名セレクトショップ「アンボイ」代表がおすすめする『ファインクリーク』のレザージャケット4選

  • 2026.03.06

奈良県にある名セレクトショップ、アンボイ。今回はその代表である今西さんに登場していただいた。ファインクリークのレザーウエアを扱い、シンプルながら奥深い着こなしを提案する今西さんのセンスは、多くのレザーファンに支持され、奈良以外の関西近県からも大勢のお客がアンボイに足を運ぶ。今西さんのファッション哲学...

Pick Up おすすめ記事

ヘビーデューティど真ん中! レトロなデイパックに注目。

  • 2026.01.26

1977年に発売された『ヘビーデューティの本』という名著をご存知だろうか。当時数々の雑誌で、イラスト・ルポ(自ら現地に赴いて取材した内容をイラストを用いながら報告すること)を描いていた小林泰彦さんが手掛けた1冊で、いまだファッション好きにとってのバイブルとなっている。ヘビーデューティとは、「耐久性が...

最古のジャパンアイビーブランド「ヴァン」と伝統の“ジャパンブルー”が織りなす究極のトラディッショナル

  • 2026.03.17

明治時代から"ジャパンブルー"と称され、深い歴史を持つ日本の「青」。そして、日本のファッション黎明期に誕生した最古のジャパンアイビーブランド「ヴァン」。旧きよき伝統という点で共通する掛け合わせが、“究極のトラディショナル”という境地で交わる。 伝統でつながるヴァンと青 スタンドジップアップスウェット...

エディー・バウアー吉祥寺 1周年イベント完全レポート! 来店したアツいファンの着こなしにも注目

  • 2026.03.17

2025年12月13日(土)〜21日(日)の期間で開催されたエディー・バウアー吉祥寺店の1周年イベント「Archives Meets New」は、大盛況のうちに幕を閉じた。期間中は多くのエディー・バウアーラバーが来店。熱気に包まれた会場風景とそこで出会ったファンたちをスナップで紹介する。 過去と現在...

2000年代初頭に姿を消した「XS バゲージ」が復活! スタイルで選ぶ、3つの選択肢

  • 2026.03.18

アメリカのファクトリーブランド「XS バゲージ」。2000年代初頭に姿を消してから10年以上の時を経て、いま再び動き出す。アイコニックなモデルを含む3つのアイテムを、3つのスタイルで提案する。 もし続いていたら。その記憶を、いまの基準で。 独特な“XS”マークのアイコンを掲げ、さまざまなスタイルのカ...

【Tricker’s × 2nd別注】英国の伝統と歴史が宿る質実剛健なカントリーブーツをネイビーで

  • 2026.03.18

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 革靴の名門「トリッカーズ」とのコラボが実現。ストウ ネイビーカーフ 革靴の聖地として名高い英国・ノーサンプトンにて1...