都会も山道も走る懐の広さがジムニーの真骨頂。
「都内の狭い道や悪路など、どこでも走れる営業車が欲しくてジムニーを選びました。ジムニーのスペシャリストであるアピオさんと、ペイントファクトリーさんにお願いしてカスタムしました」
水口さんの愛車であり、ティープラスターの営業車としても活躍するこのジムニーは、現行のJB64にアピオのコンプリートパッケージである“TS4”をベースとしたカスタムを施した1台。特徴的なグリルやバンパー、インテリアのカスタムに加え、現場仕事での実用性を考慮したキャリアを装備し、ラゲッジスペースには専用設計の木製棚を設置。そして長年の付き合いで気心知れたペイントファクトリーによるエイジングペイントでフィニッシュ。安心感のある現行ジムニーをベースに唯一無二の存在感に仕上げられている。
「マニュアルのジムニーは操作も楽しめるし、最近はキャンプ場のプロジェクトを進めているところなので、悪路の走破性の高さも約立っています。仕事にも遊びにも大活躍です。エイジングペイントをしているとちょっとした汚れが気にならないのも楽ですね(笑)」
「2021 SUZUKI JIMNY JB64」のディテールを拝見!
ステアリングはナルディのウッドタイプを採用。ヨーロッパのスポーツカーなど幅広くクルマを愛する水口さんのセンスが現れている。
一見赤錆に見える部分は実はペイントで表現されている。オフロードのイメージが強いジムニーだけにやれたペイントがよく似合う。
ボディにはチョーク風のレタリングがあしらわれている。マットブラックのペイントの上に様々な書体を採用して個性的な雰囲気に。
工具を収納する棚はJB64に合わせてティープラスターが製作したワンオフ。物流過程で発生したOSB材を使用したエコなプロダクツである。棚は愛車のラゲッジスペースに合わせて、箱のサイズや段数を指定するフルオーダーが可能だ。
タクティカルバンパーとセットで使える牽引用フックを前後に装備。万が一の際の実用性だけでなく、外観上のワイルドな印象を強調している。
(出典/「Lightning2022年7月号 Vol.339」)
Text/Y.Kinpara 金原悠太 Photo/M.Watanabe 渡辺昌彦 取材協力/ティープラスター TEL045-516-5910 https://t-plaster.com
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