日本一派手なバスボードが相棒!
フルカスタムされたランクル200で、軍用機のノーズアートを彷彿とさせるラッピングが施されたバスキャットのボートを引っ張る。一度見たら、忘れない強烈なビジュアルの愛車&ボートの持ち主は、日本トップのバスプロである橋本卓哉さん。東京を拠点とし、大会やイベントなどで全国津々浦々をこの組み合わせで走り回っている。
「普段から東京とホームの霞ヶ浦を往復することに加えて、大会やイベントではバスボートを引っ張って参加するので、長距離を移動する際の快適性と牽引するためのパワーは必要不可欠。そうなると排気量があって、機械としても信頼できるランドクルーザーに行き着きました。このカスタムはすべてフレックス・ドリームにお願いしていて、見た目だけでなく、バスプロとして活動するための機能もしっかりと落とし込んでもらっています」
ベースとなったのは昨年に販売が終了したランクル200系の最終型。あえてスタンダードなグレードであるGXをチョイスした。
「最初からフルカスタムする予定だったので、できるかぎりシンプルなエクステリアとインテリアがよかったんです。カラーはラッピングしていて、バンパーやキャリア、オーニングなどは、オーストラリア発のオフロードブランドであるARB4x4アクセサリーズのものを中心としています。バスフィッシングは暗い早朝から準備をするので、リアなどの随所にライトを付けてもらっています」ランクルをさらに機能的にした、ヘビーデュティな1台である。
「2020 TOYOTA LAND CRUISER 200」のディテールを拝見!
内装もフルカスタムを施している。
本来はファブリックだったが、レザーとペンドルトンのラグを贅沢に使っている。またドアの内張りにもペンドルトンを使うなど、個性的な空間に仕上がっている。
ホイールはアメリカのMKWのMK-46をグリティーフィニッシュというスペシャルな塗装で仕上げている。湿地に入ることも珍しくないのでマッドテレーンタイヤを履く。
ARB4x4アクセサリーズのキャリアの前後にはLEDの照明を装着。早朝や夜でも細かな作業や準備をするためにはマストな装備である。ドロなどにハマった際に使えるウィンチも後付けした。
商売道具でもあるロッドは様々なシーンで使い分けるために数十本を常にストックしている。他にも細かな道具がたくさんあるので、トランクスペースもカスタムされている。
橋本さんが乗るバスボートは、アメリカを代表するメーカーであるバスキャットのクーガーFTD。20フィートでエンジンは275馬力のヤマハ製。本人曰く、「日本で一番派手なラッピングと言われます(笑)」
この日は親交の深い釣り仲間であるアントレックスの中村順一さんが同行。前日の雨が嘘のように晴れ、バス釣りのコンディションとしては上々であった。
(出典/「Lightning2022年7月号 Vol.339」)
Text/S.Sato 佐藤周平 Photo/S.Sawada 澤田聖司 橋本卓哉インスタグラム@hashitaku.boooo 取材協力/アントレックス www.entrex.co.jp
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