話題の新型ブロンコがついに日本上陸! ジープラングラーのライバルの姿をとくと拝見!

アメリカ本国での生産の遅れから、発売からかなり経過したものの、なかなか日本で見ることはなかったフォードの新型ブロンコがいよいよ日本に上陸。ジープラングラーのライバルとして気になる人も多いであろう話題の車両を紹介しよう!

新型FORD BRONCO日本初上陸!

アーリーブロンコを彷彿させるスクエアなデザインが話題となった新型ブロンコだが、2021年モデルとして発売されたものの新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、生産が追いつかず、アメリカ国内でも品薄状態がずっと続いている。

日本にはディーラー撤退で正規輸入されず、並行輸入のみとなってしまったが、1月に開催された東京オートサロンのMLJブースでおそらく日本初上陸となる新型ブロンコがお披露目されたのだ。

東京のエックスローディープスの手で輸入されたのは、BIG BENDというグレードのソフトトップ仕様をベースに足周りを中心にカスタムが施された車両だ。

ボンネット上にはFORD純正アクセサリーのAIR DESIGN社製フードスクープを装着。他にもフェンダーフレアやドアモールディングなどを装着

ボディには純正アクセサリーとなっているAIR DESIGN社製のフェンダーフレアやドアモールディング、フードスクープを装着。さらにラフカントリーのキットで2インチリフトアップした上で、KMCのTREKホイールと35インチのマッドタイヤを装着。よりワイルドな雰囲気に。

ホイールはKMCのTREKでサイズは17×9.0J-12。35×12.5R17 サイズのTOYO OPEN COUNTRY M/Tを組み合わせている

車格はもちろん歴史も含めて、ジープラングラーのライバルになることは間違いないだろう。奇しくもラングラーにもV8エンジンを搭載したルビコン392がデビューしているが、ブロンコにも3リッターV6ツインターボエンジンを搭載した最強グレードのラプターが2022年より追加され、ますます熾烈な争いが繰り広げられそうだ。

フロントガラス上やミラーの付け根にZROADZ社製のLEDフォグを、いずれも専用のステーを使って装着している

初代ブロンコを彷彿させるスクエアなデザイン。

FORD BRONCO BIG BEND

BASE、BIG BEND、BLACK DIAMOND、OUTER BANKS、BADLANDS、WILDTRAKの6グレード展開で発売された2021年のブロンコは、3ドアと5ドアモデルをラインナップし、さらにソフトトップとハードトップが選択可能となっている。ドライブトレインは2.3リッターの直4Eco Boostと2.7リッターのV6Eco Boostの2種類。トランスミッションは7速マニュアルと10速ATを選択可能となっている。5ドアのカタログ上のボディサイズは全長189.4in(約481㎝)、全高73.0in(約185㎝)、全幅75.9in(約193㎝)

エンジンは270馬力を発生する直列4気筒の2.3リッターEco Boost。これに10速ATの組み合わせ
リアゲートには、車名にもなっているBRONCO(野生馬)のエンブレムが備わる
並行輸入車ゆえに左ハンドル。ダッシュには中央に大きなモニターが備わり、直線基調だがモダンなデザイン
ラゲッジスペースは見た目より広い。ジープラングラーと比べてもこちらに軍配が上がりそうだ
リアシートは足元も広く5人が快適に移動可能。また6:4分割のリアシート倒すことでラゲッジスペースはかなり広くなる

(出典/「Lightning2022年5月号 Vol.337」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

2025年秋冬、「ジェラード」から厳選されたヴィンテージモチーフが息づく至高のコレクションが到来!!

  • 2025.12.12

2025年秋冬、ジェラードらしいネイティブアメリカン、ミリタリー、クラシックなワークウエアなど、厳選されたヴィンテージモチーフが息づく至高のコレクションが到来。Lightningがその中からおすすめアイテムを厳選して紹介する。 Salem Coat [Lot No_AG12420] 6年ぶりのリリー...

Pick Up おすすめ記事

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

上野・アメ横の老舗、中田商店のオリジナル革ジャン「モーガン・メンフィスベル」の凄み。

  • 2025.12.04

ミリタリーの老舗、中田商店が手掛けるオリジナルブランド、「MORGAN MEMPHIS BELLE(モーガン・メンフィスベル)」。その新作の情報が届いたぞ。定番のアメリカ軍のフライトジャケットから、ユーロミリタリーまで、レザーラバー垂涎のモデルをラインナップしているのだ。今回は、そんな新作を見ていこ...

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

2025年秋冬、「ジェラード」から厳選されたヴィンテージモチーフが息づく至高のコレクションが到来!!

  • 2025.12.12

2025年秋冬、ジェラードらしいネイティブアメリカン、ミリタリー、クラシックなワークウエアなど、厳選されたヴィンテージモチーフが息づく至高のコレクションが到来。Lightningがその中からおすすめアイテムを厳選して紹介する。 Salem Coat [Lot No_AG12420] 6年ぶりのリリー...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。