「サンサーフ」企画統括・アロハシャツ研究家・中野喜啓さん
本誌でも動画でもお馴染みのサンサーフ中野喜啓さん。今回はサンサーフの新作をお持ちいただき、アロハシャツの歴史や魅力について解説してもらったぞ!
「Lightning・2nd・CLUTCH Magazine」統括編集長・松島親方
アロハシャツ研究室にて進行役を務める松島親方。ヴィンテージも含めアロハシャツの世界にどっぷりハマる。「ポチャにとってアロハは制服なのだ!」
ノスタルジックなデザインは、旧きよきハワイの情景──。
中野:こんにちは♪ 今日は「アロハシャツ研究室」の第1回目ということで、まずは松島親方が好きそうな一枚を持ってきました!松島:どれどれ、レトロな柄が描かれていますね。へぇー、ベルタワーとか結構時代を感じさせる柄ばかり……あれ、オアフ・レイルウェイ(オアフ鉄道)もある!
中野:そうなんですよ! このアロハシャツは、そのモデル名の通り、「旧きよき時代」を感じさせる、ノスタルジックな雰囲気を持っているんです。今では南国の楽園として知られるハワイですが、これに描かれているモチーフはどれも観光地として発展を遂げる随分前の旧い情景が描かれているんです。
松島:オアフ・レイルウェイがあるってことは、だいぶ旧い時代?
中野:はい、そのオアフ・レイルウェイのほかに蓄音機や帆船、馬車などが描かれているので、1890年代後半のハワイの情景だと推測されます。
松島:今の観光地化したハワイも大好きだけど、ハワイ王朝がまだ残っていた、旅愁漂う19世紀末のハワイってのんびりしてたんだろうな。クラブライトニングで手放しちゃったけど蓄音機持ってたし、この柄の世界観、好きだなぁ。
中野:あと当時を象徴するモチーフを使い、単色の抜染で表現しているので、よりノスタルジックな印象になっています。この絵柄ひとつでハワイの情景に想いを馳せることができるって、アロハシャツの面白さの一つだと思うんです。
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アロハシャツ研究室にて進行役を務める松島親方。ヴィンテージも含めアロハシャツの世界にどっぷりハマる。「ポチャにとってアロハは制服なのだ!」
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【問い合わせ】
サンサーフ(東洋エンタープライズ)
TEL03-3632-2321
https://www.sunsurf.jp
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「Lightning2022年5月号 Vol.337」)
Text/A.Shirasawa 白澤亜動 Photo/A.Kuwayama 桑山章
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