オールドミシンを14台使って完成するこだわり抜かれた珠玉のジーンズ。

スーパーカーやトゥールビヨンの時計など、男は突き抜けたプロダクトに惹かれる生き物だ。限界まで作り込んだジーンズがあったら、どのようなものなんだろうか?それを体現したのがサンタセッジーンズ。8 万円とかなり高価であるが、その真意は?

「サンタセッ ギャレリー」オーナー・大貫達正さん

1980年生まれ。茨城県出身。ウエストオーバーオールズを始め、様々なブランドをディレクションする実力派。昨年に生まれ故郷であるつくば市に自身のギャラリー&ショップをオープン。

ヴィンテージとまったく同じ生産方法!

サンタセッジーンズの大貫さんは、ウエストオーバーオールズを筆頭に様々なブランドを手掛ける実力派デザイナー。小学生の時からヴィンテージデニムを収集する筋金入りのデニム好きで、その集大成として作り上げた代物だ。

大貫さんはジャストサイズで着用。ワークからファッションへの移行するデニムをイメージしたので、ほどよくスタイリッシュな印象だ

「生地から縫製、パーツまですべてこだわっていますが、一番の魅力はジーンズの聖地である児島を拠点とする職人の鴨川陽介さんという方に裁断から縫製を一貫して行ってもらっていること。彼が所有するオールドブラックミシンを14台駆使して、ヴィンテージとまったく同じ生産方法を用いています。

この手のジーンズは機械も大事ですが、作り手が根底からヴィンテージを理解しているからこそ作り込めるものだと思います。だから彼を何度も説得し、ようやく実現したんです。ベースとなったのは、個人的にもっともジーンズとしてバランスの優れた1960年代の501XX。ワークからファッションへ移行する時代の絶妙なシルエットを再現しています。このシルエットが時代に左右されず、後世にも受け継ぐべきものだと思ったからです」

SANTASSÉ JEANS

自身の手掛けるアポイント制の2店舗とオンラインのみで販売されているオリジナルジーンズが、このサンタセッジーンズ。絶妙な太さのストレートモデルで、もっとも信頼する機屋のキバタセルビッジデニムを使用。パッチにはリザード革。8万8000円

縫製していく過程がわかるようにあえて縫い終わりの糸を残している。デッドストックの綿糸を使用
当時のミシンと高い技術があるからこそ実現したインシームはヴィンテージと同じ仕様
トップボタンには1890〜1920年の銀貨を用いている。その他のボタンはオリジナルの鉄製
あえて裾は未処理に。洗濯後にユニオンスペシャル43200Gにて裾上げするサービスを提供

【問い合わせ】
サンタセッ ギャレリー
http://santasse.com/

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning2022年 Vol.336」)

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