「ザ・リアルマッコイズ」代表・辻本仁史さん
ザ・リアルマッコイズ代表を務める、実業家の辻本仁史さん。ヴィンテージライカやアンティークウォッチ、バイク、クルマ──、幅広いジャンルに造詣が深く、膨大なコレクションを所有することでも知られている。
ジーンズコレクションの決定版!
ミリタリーウエアやBUCOなどを手掛るザ・リアルマッコイズ。その展開するアイテムの中でもシンボリックな存在が5ポケットジーンズだ。デニム生地は旧式の力織機の中でも機械を特定し、ムラ糸の形状に頼り過ぎず、織りの技術で’50年代当時のナチュラルなざらつきを再現。縦横の糸番手や打ち込み本数のバランスは、30年以上に及ぶ分析と開発から得た独自のもの。
またインディゴの色は当時の固有色を元に、青味を残しながら経年変化を考慮して濃度を調整。もちろん裁断から仕上げまでを全て自社工場で行い、自社のパタンナーと工場の現場がセッションすることで、レプリカから逸脱しないレベルでのシルエットを進化させている。これら全ての工程を高い次元で行うことで、ザ・リアルマッコイズのジーンズは世に出ているのだ。
1.不均一に織られたデニム生地は、ヴィンテージ同様の色落ち「REAL McCOY’S Lot.001XX」【1年半着用】
端番手と呼ばれる太さが不均一な糸を使用し、経糸をゆるいテンションで織ることで、ヴィンテージデニムの不均一な生地を再現。それによりヴィンテージと同様の色落ちが楽しめる、フラッグシップモデルだ。
2.1960年代当時のデニムを再現したリラックステーパードジーンズ「REAL McCOY’S Lot.004」【3年着用】
徹底的にヴィンテージデニム同様の仕様にこだわり、1960年代当時のジーンズを再現。シルエットはリラックステーパードで、ジーンズがファッションとして認知し始めた、ややスマートなフォルムが特徴となっている。14.5オンスの生地に、ディアスキンのレザーパッチが付く。
(出典/「Lightning2022年4月号 Vol.336」)
Text/A.Shirasawa 白澤亜動、K.Imanishi 今西一記 Photo/K.Ihara 井原完祐 撮影協力/ザ・リアルマッコイズ東京 TEL03-6427-4300 https://www.real mccoy.co.jp
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