日本のアメカジシーンを支えるマストショップ「BUDDY」。

元祖アメカジブームといえば、1975年に発売された「MADE IN U.S.A. catalog」(読売新聞社)の頃だが、多くのLightning読者諸兄にとって
はその次世代になる1980年代後半から1990年代半ば頃まで一大ブームを巻き起こした “渋カジ”ブームだろう。

全国の若者を熱狂させた渋カジブームはやがてヴィンテージジーンズの爆発的高騰と、キレカジ、ネイティブ系、モッズ、スケーター、デルカジ(モデルカジュアル)など細分化したことでそのブームは終焉を迎えた。だが、アメカジは元々古着がメインだったこともあり、時代に左右されないスタンダードなスタイルとしてジャンルを確立。現在は本国アメリカのみならず、国内ブランドも年々クオリティが高くなり、大小多数のブランドがしのぎを削る状況なのはご存知の通り。

そんななか近年、世の中は密かに’90年代に注目が集まっているという。原宿を拠点に当時からほぼ変わらないスタイルでアメカジスタイルを提案し続ける「BUDDY」に、今アメカジの源流でもある’90年代スタイルを提案してもらった。アメカジのなかでも特にカレッジスやスポーツ系に強いだけあってラフなスタイルが多いが、今見ても全く旧さを感じさせない。やっぱりこれが我々の好きなアメカジど真ん中のスタイルなのだ。


望月さんのアメカジ定番スタイル&アイテム!
アメカジのなかでもカレッジススタイルやスポーツ系スタイルが好きという望月さんにBUDDYでもイチ押しのアイテムを使ったアメカジの定番スタイルを教えてもらった。流行に左右されずさらには体型や年齢を問わず着られるスタイルはまさにスタンダード。
ショートパンツとシャツでラフすぎない仕上がりに。

春夏に重宝するショートパンツだが、膝丈くらいの長さだとどうしてもラフになりがちなところに、足元にゴツいのホワイツのブーツ、トップスにシャンブレーシャツを合わせることで、爽やかにまとめるのがポイント。
下が太めのシルエットなら上はジャストなTシャツで!

使い勝手のいいU.S.NAVYのユーティリティパンツをボトムに。太めのシルエットがお気に入りなのだとか。ボトムに太めのシルエットを持ってきたので、メリハリを持たせるために上はジャストサイズのTシャツをチョイス。
定番の501を軸にしたベースボールスタイル。

アメカジの王道リーバイス501にベースボールキャップとベースボールTシャツ。ラフなスタイルながら「ベースボール」をテーマにすることで、全体的な統一感を持たせることができる。キャップの色落ちも楽しみなところ。
【DATA】
BUDDY
東京都渋谷区神宮前2-20-12-1F
TEL03-5848-8450
営業/12:00~20:00
休み/なし
http://www.buddy71.com
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「Lightning 2021年6月号 Vol.326」)
Text/M.Terano 寺野正樹 Photo/S.Kai 甲斐俊一郎
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