使い始めて9カ月、いい感じにクタってきました「genten」のリュックサック。

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 

今回は、リュックスタイルがかなり楽チンだということを改めて実感し、いま新たに狙っているのがアンドワンダーのバックパックという編集部の紅一点・めぐミルクがお届け!

小柄な女子にぴったりな、「genten」のリュックサック。

キャンバスと革を組み合わせた「ミモザ」シリーズのリュックサック。オールドスタイルのトランクケースからインスパイアされたディテールが特徴。W300×H320×D120㎜。5万3900円

私たちの職業の場合、仕事時の服装は常識の範囲内ではあるけれど、基本的に自由だ。だから通勤用のバッグもそれぞれのファッションに合わせてかなり個性が出る。社会人になってウン十年。使ってきたバッグはトートバッグやショルダーバッグが多かった。

しかし最近、水筒やらiPadやらどんどん荷物が多くなってきて、左肩にだけかなりの負担がかかっていた。このままではもしかしたら骨格自体が歪んでしまうかも……。なんて勝手に危機感を抱き、バランス良く両肩に負担がかかるようにリュックにしようと決断。これまであまりリュックを選択してこなかった私としては、リュック情報に乏しくいろいろ検索をしてみたけれど、結局馴染みのあるブランドのものに落ち着いてしまった。

ゲンテンは「暮らしの原点」をコンセプトにした革バッグや小物のブランド。レディスブランドなので、読者諸兄にはあまり馴染みがないかもしれないが、植物タンニンで鞣した革を主に使用し、自然な風合いを活かしたモノ作りが私的には気に入っている(ちなみにメンズブランドのダンゲンテンもある)。

このリュックは革とキャンバスを組み合わせたモデル。少しトラディショナルな雰囲気のデザインで、意外とどんな服とも相性がいい。購入した当時はまだ硬く、体が凝ってしまいそうだったが、通勤用として使い始めて約9カ月。日に焼け、雨に濡れ、すっかり体に馴染んできた。革の色も変わってきていい感じだ。

ただ明らかに私の荷物が多いせいで、バッグの中がキツキツなのが難点だ。サイズ感は小柄な私にぴったりなんだけど。荷物を増やさない努力をした方が早いか!

背面にあるポケットには予備のマスクを入れている。内部に直接アクセスできるジッパー付きで、お財布などよく出し入れするものをジッパー側に入れると便利
ジッパーエンドを長めに設定しているため、専用のポケットが装備されている。あまり使うことはないが、ジッパーエンドを入れると見た目も美しい
底の角にはレザーを貼って強度を高めている。取材のときなど、地面に直置きすることも多いので、それなりに汚れが付きレザーならではの艶も出てきた
マグネット付きのカバーを開くと内ポケットがある。文庫本がすっぽり入るサイズ感で、混み合う電車の中でも本の出し入れがしやすく便利だ

【問い合わせ】
ゲンテン 
https://genten-life.kuipo.co.jp

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning 2021年10月号 Vol.330」)

この記事を書いた人
めぐミルク
この記事を書いた人

めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

進化と伝統、どちらもここに。「L.L.Bean」のアウトドアと日常の垣根を超える名品たち。

  • 2025.10.17

100年以上にわたり、アウトドアと日常の垣根を越える名品を生み続けてきた「エル・エル・ビーン」。誠実なモノづくりと顧客への真摯な姿勢は、現代まで脈々と受け継がれている。伝統を守りながらも進化を恐れない、その精神こそが、今も世界中の人々を魅了し続ける理由だ。 愛される理由は機能美とその誠実さ 100年...

【Punctuation × 2nd別注】手刺繍のぬくもり感じるロングビルキャップ発売!

  • 2025.10.29

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【Punctuation × 2nd】ロングビルキャップ[トラウト] 温もりのある手仕事が特徴の帽子ブランド「パンク...

いつものトラッドがこんなにも新鮮に!ジャパンデニムの雄エドウインが提案する、クラシックな黒

  • 2025.10.18

“黒”という色はモードファッションとの結びつきが強い。故にトラッドスタイルとの親和性は低いように思われる。しかし、エドウインの提案する“黒”は実にクラシックである。 クラシックなトラウザーズが黒とトラッドを身近にする ブレザー、ボタンダウンシャツ、スラックス……。アメリカントラッドを象徴するアイテム...

2nd

良質な素材感とシルエットが美しい、東洋エンタープライズが展開する「ゴールド」。

  • 2025.10.17

東洋エンタープライズが展開する「ゴールド」。白黒の世界で際立つ良質な素材感とシルエットをご堪能あれ。 質感、シルエット、美しいミリタリー&ワークウエア 米軍同様のへビーナイロンツイルを使ったMA-1。軽量性・保温性・防寒性を備えたクライマシールドの中綿でスペックは現代的だが、エイジング加工によってヴ...

“黒のコロンビア”って知ってる? オンオフ自在に着回せる、アップデートされたコロンビアの名品を紹介!

  • 2025.10.21

電車や車といった快適な空間から、暑さや寒さにさらされる屋外へ。都市生活は日々、急激な気温差や天候の変化に直面している。実はその環境こそ、自然で磨かれた「コロンビア」の技術が生きる場だ。撥水性や通気性といったアウトドア由来の機能を街に最適化し「コロンビア ブラックレーベル」は、都市生活者の毎日を快適に...

Pick Up おすすめ記事

進化と伝統、どちらもここに。「L.L.Bean」のアウトドアと日常の垣根を超える名品たち。

  • 2025.10.17

100年以上にわたり、アウトドアと日常の垣根を越える名品を生み続けてきた「エル・エル・ビーン」。誠実なモノづくりと顧客への真摯な姿勢は、現代まで脈々と受け継がれている。伝統を守りながらも進化を恐れない、その精神こそが、今も世界中の人々を魅了し続ける理由だ。 愛される理由は機能美とその誠実さ 100年...

【J.PRESS×2nd別注】こんなイラスト、二度と出会えない。 著名イラストレーターとのコラボスウェット。

  • 2025.10.21

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【J.PRESS×2nd】プリントスウェットシャツ【AaronChang】 アメリカにある優秀な8つの大学を総称して...

いつものトラッドがこんなにも新鮮に!ジャパンデニムの雄エドウインが提案する、クラシックな黒

  • 2025.10.18

“黒”という色はモードファッションとの結びつきが強い。故にトラッドスタイルとの親和性は低いように思われる。しかし、エドウインの提案する“黒”は実にクラシックである。 クラシックなトラウザーズが黒とトラッドを身近にする ブレザー、ボタンダウンシャツ、スラックス……。アメリカントラッドを象徴するアイテム...

【Punctuation × 2nd別注】手刺繍のぬくもり感じるロングビルキャップ発売!

  • 2025.10.29

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【Punctuation × 2nd】ロングビルキャップ[トラウト] 温もりのある手仕事が特徴の帽子ブランド「パンク...

【土井縫工所×2nd別注】日本屈指のシャツファクトリーが作る、アメトラ王道のボタンダウンシャツ発売!

  • 2025.10.07

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! トラッド派には欠かせない6つボタンのBDシャツ「6ボタン アイビーズB.D.シャツ」 アメリカントラッドを象徴するア...