「中野ブロードウェイ」という日本のサブカル総本山の中でもひときわ異彩を放つ同店に潜入し、編集・ADちゃんの視点で、数多くの商品の中から気になるものをセレクトしてみた!
編集・AD ちゃん
雑誌「Lightning」のミリタリー兼ホビー番長。アメトイはもちろんのこと、ソフビも大好物。快獣ブースカのフィギュアを買うか最後まで迷っていた模様……
溢れんばかりの作品愛に涙せよ! この世とあの世を結ぶ特殊画廊「墓場の画廊 中野本店」に潜入!
中央線沿線ならではのカルチャーを発信する商業施設「中野ブロードウェイ」。その中でもずば抜けたオリジナリティをもつショップが「墓場の画廊」だ。
入口ではウルトラマンジャックの立像がお出迎え。ショーケースもウルトラマン関係で、店内の壁にはウルトラ怪獣の写真がズラリ。このお店って、ウルトラマン中心の品ぞろえなのかなと思いきや……。
「今、店内は1月8日から2月16日までのあいだ『ウルトラ5つの誓い展』という名前で『帰ってきたウルトラマン』の放送50周年記念イベントを開催中なんです」と教えてくれたのは店長の志村さん。
墓場の画廊はその名のとおり「画廊」なので、定期的にこのようなポップアップストア的なイベントを開催している。そのため、取材日の店内は『帰ってきたウルトラマン』尽くしだったというわけ。もちろんオンラインショップで扱っている商品も販売しており、デビルマンのスカジャンをはじめとしたアパレルやグッズがビッシリと並ぶ。
「墓場の画廊で取り扱っているアイテムの8割がオリジナル商品で、デザインも弊社のデザイナーが手掛けています。もちろんどの商品もライセンスを取得してあります」
今後は放送55周年を迎える『快獣ブースカ』に登場するブースカを円谷プロ監修の元、ドイツの最高級ぬいぐるみブランド「シュタイフ」が商品化するといったプロジェクトも進行中。とにかくその商品展開の振り幅の大きさには驚かされるばかり。
編集・ADちゃんがセレクト! 墓場の画廊で気になるアイテムをピックアップ。
店内にはキャラクターごとにアイテムが展示されており、またそのアイテムカテゴリーも多岐にわたる。そこで今回はLightning的な視点でADちゃんが商品をピックアップ。どれもグッドデザインなものばかりで、本気で欲しくなってしまった。
1.普段使いもOKな定番アイテム「カレッジテイストのスウェット&ロゴT」。
ネイビーのボディにカレッジ風のロゴが映えるクルーネックスウェット。これは『帰ってきたウルトラマン』に登場した怪獣「ツインテール」をデザインしたもの。5800円+税
シンプルな墓場の画廊のロゴ入りTシャツやプレーンポーチなどもお勧め。ステッカーやバッジなどは、友達へのお土産として買っていくのもいいかも!
2.やっぱり熱いのは’80年代テイスト!「ザ・リーサルウェポンズ」
’80~’90年代のカルチャーをテーマに活動する日本人とアメリカ人の2人組ロックユニット「ザ・リーサルウェポンズ」。グッズのデザインも当然’80sのテイストだ。ステッカーセットはビックリマン風のキラキラ仕様。恥ずかしくてカッコいい’80年代をリスペクト!
3.作品愛は、背中で語れ!「スタジャン・スカジャン」。
ADちゃんが真っ先に手にしたのがデビルマンのリバーシブルスカジャン。胸、背中、腕に入るデザインはすべて総刺繍という力作。そのほかにも寺沢武一のコブラのスタジャンや横山光輝の三国志スカジャンなどがラインナップ。気になる人は公式WEBでチェックを!
4.「こんなのあったの!?」と思わず感動「墓場の画廊セレクト品」。
ショップに置かれているアイテムのほとんどがオリジナル品だが、墓場の画廊がその審美眼でセレクトした商品にも注目したい。快獣ブースカはブルマァクの復刻物。名作絵本を題材にした「ウルトラかいじゅう絵本」シリーズは子供に読ませたい一品。
5.新しい生活習慣も墓場グッズで!「墓場のマスク」
いまやマスクは生活必需品のひとつ。同店でも墓場の画廊オリジナルマスクだけでなく、CCP社製のキン肉マンのマスクなど様々なキャラクターのマスクを取り扱っている。注目は北斗の拳に登場した「ジャギ」マスク。墓場の画廊イチオシの人気商品だ。
ADちゃんが選ぶベスト・オブ・墓場の画廊はこちら!「キン肉マンのお酒」
ネーミングとパッケージデザインが秀逸なキン肉マンのお酒シリーズ。ビッグ・ザ・武道とヴィンテージワインのコラボ葡萄酒「ストロング・ザ・武道」や秩父錦の酒造「八尾本店」とコラボした「悪魔将軍 技の極み」。さらにはブロッケンJr.の技名が与えられたスパークリングワイン「ベルリンの赤い雨」も。各ボトルにはシリアルナンバーが付く。「これはもったいないく飲めない!」とADちゃんは飾ることに。
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懐かしのアニメやゲームなどの多くが、時を経て大人向けグッズを手掛けているので、大人になってから再び収集するのもなかなか面白い。ショップに足を運べない方は、まずは公式WEBからその世界観を覗いてみてはいかが?
【問い合わせ】
墓場の画廊 中野本店
TEL03-5318-9221
https://hakabanogarou.jp
(出典/「Lightning 2021年3月号 Vol.323」)
Text/M.Sasaki 佐々木雅啓 Photo/A.Ochiai 落合明人