【ガレージライフ】10台ものバイクと溢れんばかりのヴィンテージギアに囲まれた「マン・ケイブ(男の洞窟)」。

当然だが、バイクを愛する者は世界中にいる。ひとつのバイクを極める者もいれば、複数のバイクを所有し、それぞれを追求していく者もいる。日本の場合狭い居住空間から、なかなか複数のバイクを愛でるのはスペースが厳しい人も多いだろう。今回紹介するジョンさんのガレージを見れば、思わずため息が出ること間違いない。

バイクもウエアも、それぞれに個性があるから欲しくなる。

このすべての持ち主であるジョン・ライリーさん。リテールデザインを手掛ける企業家と言うこともあってかバイクに限らずヴィンテージプロダクツに目がない

普通は自分の持っている一台のバイクにすべてを求めたくなる。でもそれは間違いだ、とジョンさんのガレージを見ると思い知る。

それぞれのスタイルをつきつめているからこそバイクはカッコいいんだね。

で、それぞれの良さに見惚れているとこんなガレージが出来上がる。

ハーレーショップか? と間違える光景。ぜーんぶ自分のって一度言ってみたい。一台のバイクに全部は求めないを貫くとこうなる。「1971 HD FLH」と「1941 HD Sidecar」が並んでいる

実業家のジョンさんは、自宅には幼い子供がいるし、自分の時間を持てないから……と、このウエアハウスを借りてガレージを作った。

アメリカではこんな男の隠れ家をマン・ケイブ(男の洞窟)と呼ぶ。

同じ世界観があればエンジン新旧に関係なくカッコいいと認めるのがアメリカ。よってエボリジ、ダイナ、FXRまで走れる高年式も全部ある。これぞバイカーの夢。「‘95 EVO」「‘04FXDX」「‘92FXR」が揃い踏み

洞窟と呼ぶには広すぎるかもしれないけれど、ここで10台ものバイクとあふれんばかりのヴィンテージギアに囲まれているのがジョンさんにとっての至福の時間だ。

カスタム前についてたパーツもガレージのインテリアになる。にしてもお高いパーツばっかりだ

ヴィンテージウエアのセレクトも、ガレージにおかれる小物やアートも、すべてバイクカルチャーに由来するもの。好きだから集めたくなる。ファッション好きではなく、なんせバイク好きなもんで……ね。

まだまだあります、ジョンさんの愛車。

1941 Indian Chief

現在は’41年のチーフがフェイバリット。ジョンさんはスカーフを巻く紳士なスタイルで跨る。全部のご機嫌を上手くとらないと動かなくなるのが旧車。モテる、いや持てる男はつらい。

1951 PANHEAD

ふり返ればパンヘッド。四角いガレージだけど死角なし。エボリジッドとの乗り味の違いを語れるのはジョンさんぐらいだ。

BratStyle SR/Noise Cycles Shovel

様々な雑誌を飾ったノイズサイクルのショベルに、アメリカに渡ったブラットのアーバンオフローダーも。それぞれに個性があるから欲しくなるのだとか。

まるでショップのような、ウエアコレクションもスゴイ。

ヴィンテージショップが開けるほどのクローゼット。よく見るとミリタリーとレザーアイテムで構成されるバイカーセレクトであるのがわかる。

ウエスコのボスが何足も並ぶ。ダブルストラップ等々、日本のバイクファッションシーンが作り出したトレンドもしっかりと取り入れているのに驚く。

本棚の前にホンダを置く。オッホン。ちなみにならんでいる雑誌は多くが日本のもの。ライダースジャケットで魅せる演出が本気だ。

いくつ持ってるの? なヘルメットにパーツなどなど。自分でイジることはしていないそうだが演出が上手いネ。

自宅では幼い子供がいたりで自分の時間が持てないためにこのマン・ケイブをつくったというジョンさん。本当に隠れ家なのであった。

「ガレージ」のある暮らしを見る

(出典:「Lightning Vol.283」)

この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

メイド・イン・ノーサンプトンを貫く英国靴の筆頭「Crockett & Jones」のモノづくり

  • 2026.10.21

革靴の聖地であるノーサンプトンにて1879年に初声をあげた〈クロケット&ジョーンズ〉。英国靴を語る上で欠かすことのできない同ブランドのモノづくりの現場に足を運んだ。 一足の革靴に宿る147年の歴史と誇り 革靴産業の一大拠点として名を馳せる英国・ノーサンプトン。中世から靴職人が集まり、17世紀には軍用...

金子ノブアキが着る【REDKAP × FREAK’S STORE】

  • 2026.10.21

長い歴史を持つワークウエアブランド〈レッドキャップ〉と〈フリークス ストア〉のコラボアイテムを金子ノブアキが今の感覚で着こなす。年齢を重ねたからこそ楽しめる服のこと、ブランドが持つ哲学のこと、そしてこれから大切にしていきたいこと。45歳を迎えた金子さんに、ファッションと生き方について話を聞いた。 タ...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

東京・入谷にできた靴づくりの新聖地「THE ZINE FOOTWEAR CLUB.」にメディア初潜入!

  • 2026.10.18

「ブラザーブリッジ」や「シュアブーツ」を手がける「ザ ジン フットウェア」。店舗と企画・縫製工場がひとつになったいわば“本拠地”を入谷に新設した。メディア初公開となる、その全貌に迫る。 メーカーでもあり店舗でもある新拠点 弊誌の読者であれば、おそらく「ブラザーブリッジ」という革靴ブランドはご存知であ...

遊び心とヘビーデューティ! 「ジムマスター」のアウトドア&ミリタリー

  • 2026.10.18

ほどよく力の抜けたカジュアルウエアを展開するカナダ生まれの「ジムマスター」。その真骨頂は、実は骨太なアウトドア&ミリタリーにある。ヘビーデューティな機能美を日常着へと昇華させる秘訣は、「ジムマスター」らしいほんのすこしの遊び心! カラフルな配色の裏に確かな実用性あり! 【右】主役は厚手のボアジャケッ...

Pick Up おすすめ記事

世界最高峰のニットメーカー「JOHN SMEDLEY」が編むもの。

  • 2026.10.20

イングランド中部、リーミルズの自社工場で240年以上前からニットウエアを作り続ける〈ジョン スメドレー〉。1784年に創業した同ブランドが編んできた歴史と伝統が息づく場所で彼らが編むものとは。 240年の伝統と魂が息づくファクトリー 英国のトラッドブランドとして群を抜く歴史を持つのが〈ジョン スメド...

原毛から生地まで。一貫生産を守る英国生地の名門「ムーン」とは?

  • 2026.10.19

服を突き詰めていくと辿り着くのが生地。トラッド好きなら一度は耳にしたことがあるであろう英国の名門が「ムーン」だ。羊毛から紡績、染色、織布を一貫して行う英国最後の生地メーカーが誇る伝統のモノづくりに迫る。(写真は、生地の製造において重要な“織り”の工程。タテ糸とヨコ糸をゆっくりと交差させ、チェック柄が...

「BEORMA」140年の伝統を受け継ぐ、英国屈指のレザークラフト

  • 2026.10.21

英国トラッドを語るうえで欠かすことのできない存在がレザークラフトだ。140年の歴史とクラフトマンシップを受け継ぎ、現代のスタイルにも馴染む唯一無二のプロダクトを生み出す〈べオーマ〉は、その筆頭となりうる存在だ。 熟練職人の魂宿る伝統のレザークラフト 英国中部の小さな町・ウォルソール。革加工・馬具産業...

ヒートツイードとは? 軽くて薄くて暖かい、英国派に捧ぐ革命ツイード

  • 2026.10.26

〈トラディショナル ウェザーウェア〉が誇る人気シリーズ、ヒートツイード。英国ツイードのオーセンティックな雰囲気はそのままに、驚くほど軽く、保温性の高いオリジナル生地。一度味わうとやみつき間違いなし! 英国らしくも、軽くて暖かなツイード生地は現代的ヘビーデューティ素材の最適解である。 【コート】ブラン...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR