高いポテンシャルを秘めた野生馬「FORD BRONCO(フォード ブロンコ)」。
’04年のデトロイトショーでコンセプトモデルが発表されて以来、さらに16年の時を経て、ファン待望の復活となったフォード・ブロンコ。すでに’21年モデルとしてアメリカで販売を開始したが、初期ロットはあっという間に完売するという人気ぶりだ。
2ドアと4ドアを用意し、ルーフトップが脱着可能と、明らかにジープ・ラングラーをライバル視したブロンコは、標準で35インチタイヤを装着可能で、オフロード性能もかなり本格的。合わせてよりアーバンなブロンコスポーツを併売することで、レネゲードやチェロキーをもターゲットにした盤石の布陣で臨む。
ブルーやオレンジ、レッドといったポップなカラーがアーリーブロンコを彷彿させる。おそらくこの冬にも並行輸入によって日本上陸を果たすであろう新型ブロンコに期待したい!
2ドアと4ドアをラインナップ!
2ドアモデルと比べてホイールベースを約40㎝延長した4ドアモデルは、ルーフも4分割で着脱可能となっているなど、多分にラングラー・アンリミテッドを意識した作り。ちなみにオーバーフェンダー分だけ全幅が広いが、その他はラングラーとほとんど変わらないディメンションとなる。
2ドアモデルも全幅を除いておおよそラングラーに準じたサイズとなる。すでにハーフドアやルーフラックといったオプションパーツを装着したカスタム車両も発表されており、標準で選択可能な35インチタイヤと相まってよりオフロード色が強調されている。
ニューブロンコのデザインモチーフは初代モデル。歴代ブロンコもチェック!
ジープの対抗馬としてコパクトなボディで’66年にデビューしたブロンコも、二代目モデルからFシリーズがベースとなり大型化してしまう。今回復活したブロンコは、アーリーブロンコと呼ばれる初代モデルをオマージュしたデザインであることが判る。その後’84年にはコンパクトな初代モデルを彷彿させるレンジャーをベースとしたコンパクトなブロンコIIも発売されるが、ブロンコIIは’90年に、ブロンコは’96年に生産を終了し、ブロンコの名称は消滅してしまう。
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(出典/「Lightning 2021年1月号 Vol.321」)
Text/D.Katsumura 勝村大輔 Photo/Ford Motor Company
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