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今度こそ本当に、ワゴニアが復活する!
実はジープファンの間では、ワゴニアが復活するという噂は数年前から囁かれていた。「グランドチェロキーのモデルチェンジに合わせて豪華トリム版をワゴニアとして発売する」といった具体的な話まで存在したが、蓋を開けてみると、今年9月にFCAが発表したグランドワゴニアは、かなり巨大だった。
まだ具体的なボディサイズは発表されていないが、画像をみる限り3列シートが採用され、センターコンソールもかなり幅広い。車格はサバーバンなどと同じフルサイズSUVクラスであることは間違いなさそうだ。
さらに今回公開された画像はグランドワゴニアのみだが、ワゴニアもラインナップすると伝えられている。おそらくトリム類で差別化を図ると思われることから、ワゴニアがベーシックグレード、グランドワゴニアがキャディラック・エスカレードやリンカーン・ナビゲーターに比肩する大型ラグジュアリーSUVとなりそうだ。
高級SUVであるにも関わらず、フェンダー形状はジープ伝統の四角いアーチで、フロントグリルもやはり7スロットグリル。ジープらしさをしっかりと随所に散りばめている。
北米でのリリース開始は’21年半ばと言われているが、現時点で日本への正規輸入に関しては不明。これまでになかったジープブランドのプレミアムSUVは、果たして日本上陸なるのだろうか?
今回公開された画像から、どんなクルマか予測してみよう!
ウインカーを内蔵したミラーは、画像を見る限り固定式(非格納式)のようだ。おそらく北米市場ではこのまま発売されると思われる。
モニター類も多く、本革をふんだんに使用したグランドワゴニアのインテリア。センターコンソールの幅を見ると車幅が相当広いことが判る。
テールライトも横一文字にLEDバーライトが点灯。ナンバーポケットは横長タイプのEUプレートにも対応しそうなデザインとなっている。
7スロットグリルが特徴的なフロントマスクは、グリル上部とWAGONEERの文字が点灯する仕組みとなっているようだ。
ワゴニアとは? 変わらぬ姿で30年近く販売されたロングセラー。
ワゴニアという名称が登場するのは、カイザーモーター時代の’63年のこと。その後基本的なボディ形状を変えることなく、AMC時代、クライスラー時代を通じて発売されたSUVの先駆者的存在だ。’84年にワゴニアが新しいXJ型に移行すると、従来のSJ型はグランドワゴニアに名称を変更。’91年まで生産された。その後ZJ型グランドチェロキーの最上級グレードとしてグランドワゴニアの名前が1年間のみ復活するが、’93年を持ってその名前は消滅していた。
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(出典/「Lightning 2021年1月号 Vol.321」)
Text/D.Katsumura 勝村大輔 Photo/FCA
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