- 【仕様】
■サイズ/約W1828.8(6ft)×H910×D37㎜
■所要時間/約2時間
■材料費目安/約4000円(購入先によって金額は変わります)
■難易度/★☆☆☆☆
作り方は簡単。気を付けるべき工程をあえて挙げるとすれば、木材に穴を開けることのみ。この工程以外であれば小さな子どもも一緒に作ることができる。今回はワトコオイルでヴィンテージ風に仕上げているが、部屋の雰囲気によって色を変えたり、あえて無垢の状態で使うのもアリだ。サイズを変えて様々な場所で使ってみよう。
【今回教えてくれた先生は……】
DIYer(s) http://diyers.co.jp
DIYに特化したWEBサービス「DIYer (s)」。ショップの紹介やオリジナルDIYレシピを世界に発信&アーカイブしている。またDIYを通して暮らしを豊かにし、モノの価値を見直すことを提案。
まずは、準備するものをご紹介。
1×2材と丸棒材
長さ6ft(1828.8㎜)の1×2材を2本と、直径15㎜・長さ910㎜の丸棒を5本。基本的な材料はこれのみ。
ワトコオイル
木材をヴィンテージ風にするオイルフィニッシュ。様々なカラーがあるが、今回はエボニーを使用。ハケとウエスも準備を。
木工用接着剤
1×2材と丸棒を接着するためのセメダイン。写真は接着スピードは木工ボンドの約2倍で耐久性も高い。
今回使った道具はこちら!
穴あけビット
丸棒を1×2材に装着する際に穴を開けて丸棒を差し込む。これはその穴を開けるときに、マルチツールボディに装着して使用。
充電式インパクトドライバー
Lightningでも頻繁に登場する充電式インパクトドライバー。握りやすく狙いやすいので正確にビスを打ち込める。
コードレスマルチサンダー
表面をサンディングするために使用。アイロン型のサンディングプレートを採用しているので、細かな部分のサンディングにも重宝する。
このほかゴムハンマーを用意しよう。
早速やってみよう! 古材風テイストに仕上げよう。
1.サンディングする。
丸棒と1×2材にサンダーをかけて、表面を滑らかにする。サンディングすると、オイルやワックスも染み込みやすくなる。
2.オイルを塗布。
すべての木材をサンディングしたら、ワトコオイルをまんべんなく塗っていく。塗りムラにならないように注意しよう。
3.乾かして余分な油を拭き取る。
ワトコオイルを塗り終わったら乾かす。その時間はだいたい1時間くらい。乾いたらウエスや布で余分な油を拭き取る。
4.丸棒を差し込む位置を決める。
1×2材に丸棒を差し込む穴の場所を決める。まず上から10㎝、次の段から31.7㎝間隔で印をつけていく。
5.穴を開けていく。
直径15㎜の穴あけビットで印を付けたところに穴を開けていく。
このとき2本の1×2材を重ねて穴を開けると、組み立てるときにズレずに丸棒を装着できる。穴は貫通させる。
6.接着剤を塗る。
穴にセメダインを塗る。全面に塗らなくても丸棒を差すときに伸びるので、少量を回し入れるだけでOK。
7.丸棒をはめ込む。
すべての穴にセメダインを塗ったら、丸棒を穴にはめ込んでいく。
サイズが大きいので、2人で作業をした方が効率よく組み立てられる。
8.ハンマーでしっかり接合させる。
丸棒を差し込んだら、1×2材の外側からゴムハンマーで叩いてしっかり固定させる。これで出来上がり!
完成!
シンプルなのにその用途はさまざま。いくつか作って活用してみてはいかがだろうか?
(出典/「Lightning 2019年4月号 Vol.300」)
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