吊り下げるのが今流。空間を上手に活かした植物ディスプレイに挑戦!

グリーンインテリアのブームの影響で、プランターを吊り下げるハンギングホルダーが人気だ。しかし市販されて
いるものは意外と値が張るので、いくつも手に入れるというわけにはいかない。そこでミサンガ作りの技法でもあるマクラメで、ハンギングホルダーを作ってみよう。

  • 【仕様】
    ■サイズ/長さ約80〜100㎝(お好みで調整可)
    ■所要時間/約15〜20分
    ■材料費目安/約1500円(購入先によって金額は変わります)
    ■難易度/★☆☆☆☆

今回は最もシンプルなマクラメに挑戦。固結びするだけなので初めての人でも簡単にできるのでご安心を。制作時間も約15分くらいでできるので、短時間でいくつでも作れるのもいい。慣れてきたら、少し凝った結び方や編み込みをして装飾を作ってみてはいかがだろうか。さぁ、新しい植物の楽しみ方に挑戦してみよう。

【今回教えてくれた先生は……】
DIYer(s) http://diyers.co.jp
DIYに特化したWEBサービス「DIYer (s)」。ショップの紹介やオリジナルDIYレシピを世界に発信&アーカイブしている。またDIYを通して暮らしを豊かにし、モノの価値を見直すことを提案。

まずは、準備するものをご紹介。

好みの紐とロープ

今回は種類の異なる紐を2種類使う。200㎝の麻紐と340㎝のロープをそれぞれ4本ずつ用意。

カラビナ

フックや流木などに引っかけるためのカラビナ。引っかけるものの太さを確認してから用意しよう。

ニッケルリング

カナビラと紐を接続するためのニッケルリング。マクラメを作る数だけ用意する。

早速やってみよう! 固定できる場所を探してスタート!

1.カラビナ、リングをセットする。

まずカーテンレールなどぶら下げたいところにカナビラとリングをセットして、麻紐4本を同じ長さになるようにリングに通す。

2.紐を固結びにする。

麻紐をリングに固定するため、垂れ下がっている麻紐をまとめて持って固結びにする。

写真のように麻紐の結び目とリングがくっつくように留めるのがポイント。ロープは太すぎると少し結びにくいがしっかり固定しよう。

3.紐を4つのペアに分ける。

しっかり固定できたら、隣り合う紐を2本ずつ取って分けて、4つのペアを作る。

4.測りながら固結びを作る。

ペアを作った1つを手に取り結び目から20㎝のところにまた固結びを作る。他の3ペアも同じ場所に固結びを作る。

今回は4号の鉢を使ったので20㎝の場所に固結びを作ったが、鉢の大きさによって結び目の位置は調整。

5.編み込んでいく。

今度は隣のペアからまた1本ずつ取って、別のペアを作る。

最初のペアを手に取り先ほど作った結び目から10㎝下にまた固結びを作る。残りの3つも同じように結ぶ。

さらに結び目から10㎝のところで、今度はすべての紐をまとめて固結びする。鉢の重力がすべてかかる部分なのでしっかり留める。

マクラメの完成。ロープの場合は、太ければ太いほど結ぶたびに長さが取られるので、少し長めに用意しておこう。

6.鉢を入れる。

鉢を入れて植物をきれいに整える。紐の余った部分はそのままでもよいし、植物によっては短くカットしてもいいだろう。

完成!

どんな植物を入れてもいいが、長く伸びる植物が断然映える! 様々な太さや色の紐を使ってみればバリエーションも楽しめ、子どもと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?

(出典/「Lightning 2018年9月号 Vol.293」)

この記事を書いた人
めぐミルク
この記事を書いた人

めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
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