ヤレた雰囲気をペイントで再現した“作田さん”のハイエース。
クルマは、洗車してピカピカに磨いておくのがカッコイイ。これまで当たり前だったクルマの概念を覆し、汚れている方がカッコイイという新たな価値観で作られたのが、ここで紹介するハイエースだ。
2016 TOYOTA HIACE VAN DX(2016年式トヨタ ハイエースバン DX)
このクルマは、フレックスからの依頼で佐田工務店が2017年に始動した「カーリノベーションプロジェクト」によって誕生したもの。
最近でこそヴィンテージカーの世界では、“バーンファインド(納屋で見つかったままの状態)”という言葉が生まれ、経年によってヤレた見た目をキープしつつ、機関系や内装だけを綺麗にして乗るというスタイルが注目され始めているが、当時はかなり斬新な発想だったはず。
佐田工務店ではクルマのリノベーションはこれが初仕事だったというが、“工房”をテーマにスタートしたこのプロジェクトは、ほとんどアドリブのDIYで2018年春に無事完成した。
そんな佐田工務店のDIY作業は、現在ユーチューブで楽しむことができる。実は佐田さん、この春からユーチューバーとしての活動も開始した。“モノを作る”をテーマに、ペンネームも佐田改め作田(つくるた)として、様々なモノをDIYしているのだ。今後どんなDIYを見せてくれるのか、見逃せない。
佐田工務店が手掛けた2016 TOYOTA HIACE VAN DXのディテールをチェック!
外装も内装も佐田工務店によるDIYカスタムで“別人” に生まれ変わった、200系ハイエースDX。もともとは新古車だったというから驚きだ。作業車をイメージしており、あえてGLグレードではなくDXをチョイスしている点もポイント!
- 2016年式 トヨタ ハイエースバン DX(GL パッケージ)
- 全長469.5 ㎝ 全幅169.5 ㎝ 全高198 ㎝ 車両重量1770 ㎏ ※ カタログ数値
- エンジン:2000cc(ガソリン)
フロントシートとの間は古材で仕切り、そこに佐田工務店の大きな看板をセット。右スライドドアの内装も取っ払って男らしい雰囲気を演出。
往年のトヨタ車を彷彿とさせる、フロントのTOYOTAのアルファベットエンブレム。それを味わい深いペイントで再現している。
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