フォルクスワーゲンをキャンプ仕様にカスタムするなら、“ちょいリフト”が最適解!

VWの商用車として長年人気を誇るトランスポーターは、実はリフトアップしたワイルドなスタイルがよく似合う。アウトドアに連れ出したい「ちょいリフト」のススメ!

最新のT6モデルもアウトドアに似合うワイルドな一台に大変身。

旧くはワーゲンバスの名称でおなじみフォルクスワーゲンのトランスポーターは、現在6代目のT6モデルが販売されている。とはいえ日本市場へは4代目のT4モデルまでしか正規輸入されていないため、街中ではT5やT6モデルはあまり見かけない存在だ。

そんな中、大阪のVWショップ「ガクヤ」は、ここ最近人気のT3モデルはもちろん、T4や日本に導入されなかったT5、T6モデルも積極的に輸入し、販売している日本でも数少ないショップだ。

取材車両はあえてリフトアップをしていないが、T5やT6モデルは、SEIK EL社製のリフトアップサスペンションキットで、約3㎝のリフトアップが可能。これに純正スチールホイールに225/65-17のオールテレーンタイヤがベストマッチ!

さらにガクヤではここ数年、T3モデルやT4モデルなどを若干リフトアップした上で、オフロードタイヤを履いた「リフトアップスタイル」を提唱し続けてきた。実際にアメリカ西海岸で流行しているスタイルで、街乗りはもちろん、アウトドアユースにもよく似合うタフなVWとなるのが大きな魅力となっている。ところがVWトランスポーターは、各モデルごとに足まわりの構造が異なるため、それぞれリフトアップの仕方や装着できるタイヤサイズが異なるそう。

そこでガクヤ代表の木下さんに各モデルごとの「ちょいリフト」の例を3台紹介してもらった。

「GAKUYA」代表・木下大輔さん|水冷モデルを中心に取り扱うVWショ ップGAKUYAの代表。正規輸入され ていないT5やT6の輸入販売はもち ろん、カスタムも造詣が深い

1.2017 VOLKSWAGEN T6 TRANSPORTER(2017年式 フォルクスワーゲン トランスポータシャトル)|T6をいち早くちょいリフト。

GAKUYAで輸入した英国仕様の’17年式トランスポーターシャトルに乗る伊藤さんは、本来ボディ同色のバンパーをカッティングシートでブラックアウトしてカジュアルダウン。ルーフキャリアやサイドオーニングなどを装着。さらに純正ブラックの純正ホイールにオールテレーンタイヤを装着することで、アウトドアにも似合うスタイリッシュな一台となっている。内装は車中泊仕様にDIYカスタムされており、フラットベッドにした際にその下の荷物を出し入れしやすいようにスライドレールを使って使い勝手を向上している。

  • 2017年式 フォルクスワーゲン トランスポータシャトル
  • 全長490㎝ 全幅190㎝ 全高199㎝
  • エンジン1960cc(ディーゼル)

どんな楽しみ方をしているか、カスタムのポイントもチェック!

セカンドシートの背もたれを倒すことで、カーゴスペースはフルフラットに。マットを積んでいるため、いつでも車中泊が可能だ。市販モデルよりベッド面を高めに設定しているので、その下にもかなりの荷物を収納できるように工夫されている。

伊藤さんはDIYで内装をカスタム。リアラゲッジルームはスライドレールでベッド下のスペースをフルに有効活用。

セカンドシート下も電子レンジや冷蔵庫などをスライドレールで出し入れできるように設置している。

2.1995 VOLKSWAGEN T4 WESTFALIA(1995 年式 フォルクスワーゲン T4 ウエストファリア)|日本にも正規輸入されたT4が今熱い!

カリビアングリーンのT4ウェストファリアキャンパーを所有するのは、GAKUYAのスタッフ渡邊さんだ。かつて同じT4のウィネベーゴキャンパーを所有していたこともあるT4愛好家で、弱冠25歳にして2度目のT4を今年2月から所有している。

若干25歳のスタッフ渡邊さん。今年2月にこのT4を手に入れてキャンプをエンジョイ中!

車格に対して純正のタイヤが小さめゆえに、ジェントルなイメージが強いT4だが、リフトアップ&ブロックタイヤでアウトドアに似合うワイルドなスタイルになった。渡邊さんは休日になるとこのT4でアウトドアアクティビティを満喫しているそうだ。

  • 1995 年式 フォルクスワーゲン T4 ウエストファリア
  • 全長465.5㎝ 全幅184㎝ 全高199㎝
  • エンジン2461cc(ガソリン)

どんな楽しみ方をしているか、カスタムのポイントもチェック!

ポップアップルーフを持つキャンパーゆえに、ボディ側面にARB社製のサイドオーニングを装着する。

WESTFALIA製のキャンパーはポップアップルーフだけでなく、専用のキッチンやベッドになるセカンドシートなどを備える。

リアゲートに装着するサイクルキャリアは、GAKUYAでも取り扱っているドイツのPaulchen(パウルヘン)社製をチョイス。

T4モデルは、フロントにトーションバー式のサスペンションを持つため、捻るだけで車高調整が可能。リアはロングショックを含めた専用のキットで1インチアップ。純正スチールホイールには、215/70-15サイズがピッタリ!

3.1989 VOLKSWAGEN T3 WESTFALIA(1989年式フォルクスワーゲンT3ウエストファリア)|ちょいリフトT3はシンクロオマージュが元祖。

こちらはGAKUYAの工場長である芦本さんが所有する’89年式のウェストファリアキャンパー。T3には四輪駆動のシンクロというモデルが存在するが、これをオマージュしたスタイルがアメリカ西海岸で流行したのがちょいリフトスタイルの元祖と言われている。

ガクヤのファクトリーマネージャーを務める芦本さん。4年前からこのT3を所有し徐々に現在の姿に

芦本さんも南アフリカ仕様の丸目四灯グリルを装着し、シンクロのようなワイルドな雰囲気を獲得している。ポップアップルーフ上のキャリアや、背面のサイクルキャリアなどを装着し、あえて16インチアルミを履くなど、独自のアレンジが、よりアメリカっぽさを倍加している。

  • 1989年式 フォルクスワーゲン T3 ウエストファリア
  • 全長456.9 ㎝ 全幅184.4 ㎝ 全高205.5㎝
  • エンジン2109cc(ガソリン)

どんな楽しみ方をしているか、カスタムのポイントもチェック!

内装はウェストファリア製の家具やキッチンなどが備わる。T1時代から基本的に変わらない伝統のレイアウトだ。

グリルは珍しい南アフリカ仕様をチョイス。SYNCROかと思いきや、SYNCNOと書かれたパロディデカール!

スプリングとショックのキットが発売されており、装着するだけで2インチリフトアップが可能。15インチスチールホイールに215/75タイヤが定番だが、現車のような16インチもあり!

ルーフは手動でポップアップが可能。これで車内で立って作業ができるだけでなく、ルーフにも大人二人が就寝可能。

ワイルドな一台に大変身すた最新のT6モデル、足回りが特徴的なT4モデル、そしてちょいリフトしたワイルドなスタイルが西海岸でも大人気のT3モデル。いずれのフォルクスワーゲンもアウトドアにもタウンにもどこにでもハマり、その味わい深いデザインはきっと心ととらえて離さないだろう。

VWのトランスポーターを数多く取り扱うショップ「GAKUYA(ファクトリー)」に行ってみよう!

今回カッコいいカスタムを施したフォルクスワーゲンを紹介してくれたのがココ。T3からT6モデルまでトランスポーターを中心に数多く取り扱うGAKUYAでは、販売だけでなくカスタムも可能。またスペアパーツなども豊富にストックし快適なVWライフをサポートしている。

【DATA】
大阪府東大阪市西石切町5-6-51
TEL072-980-2468
営業/9:30〜19:00
休み/月曜・第三火曜・祝日
http://www.e-gakuya.com

▼ガクヤのカスタムはこちらもチェック!

ヴァナゴンのスペシャリストが提案する、カリフォルニアの最先端スタイル。

ヴァナゴンのスペシャリストが提案する、カリフォルニアの最先端スタイル。

2023年02月21日

(出典/「Lightning 2020年8月号 Vol.316」)

この記事を書いた人
ラーメン小池
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ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
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