愛犬たちと遊ぶための、カスタムVW(フォルクスワーゲン)トランスポーター 。

愛犬家であり多岐にわたる趣味を持つ「Anea Cafe/Botanize」代表・anekenさんの愛車は、現行車のVWトランスポーター。彼らしいカスタムが施されたT6はアーバンオフローダーのお手本としてチェックしたい。

シンプルながらも存在感のあるフェイスがお気に入り!

おしゃれなドッグカフェの先駆け的な存在である「アネアカフェ」を手掛ける一方で、塊根植物を中心としたエキゾチックプランツ専門店の「ボタナイズ」もディレクションするアネケンさん。今までオフロードやSUVなど男らしいクルマを乗り継いできた彼が選んだ現在の愛車は、現行のVWトランスポーターにブロックタイヤを履かせたアーバンオフローダー仕様だ。

休みの日には、愛犬たちと近くの公園に行くのが定番の過ごし方。サルーキーのルトちゃん、ウィペットのアビーちゃん、サラちゃんの三匹がアネケンさんの愛犬である。
ベッドにカスタムしたスペースは愛犬たちの定位置

「毎日の通勤だけでなく、愛犬を載せたり、キャンプなどにもけるようにとこのクルマを選びました。エクステリアはリフトアップして、真っ黒に塗った純正ホイールとオフロードタイヤを履かせることで、商業車っぽさをうまく中和させています。車内は3列目のシートをDIYでベッドにしているので3匹いる愛犬たちも快適に過ごせているようです」

と話す彼は車内を広く使うためセカンドシートを外しているのもポイント。ターボエンジンなので、パワーもあり、長距離移動も気持ちよく走れるのがお気に入りなのだとか。

ベッドスペースの下のカーゴスペースには、アウトドアギアも常に積載している。モノトーンで統一したセンスのいいセレクトもアネケンさんらしい。近所の公園に行く際には、チェアやドリンクなどを入れるクーラーボックスを持参するのがアネケン流。これだけでもちょっとしたピクニック気分が味わえるのだとか

2017 VOLKSWAGEN T6 TRANSPORTER(2017年式フォルクスワーゲンT6トランスポーター・シャトル)

Type2をルーツとし、VWトランスポーターの第6世代となるのがT6。これはトランスポーター・シャトルというグレードがベース。商用仕様の樹脂バンパーを装着しているのが特徴で、少しだけリフトアップさせ、グッドリッチのオールテレーンを履かせることで土の匂いをプラスしている。

  • 2017 年式 フォルクスワーゲン T6 トランスポーター・シャトル
  • 全長490.4 ㎝ 全幅199 ㎝ 全高190.4 ㎝
  • エンジン:1960cc(ディーゼル)

続いてカスタムや車両のポイントを見ていこう。

ホイール

純正ホイールをマットブラックでペイント。グッドリッチのオールテレーンタイヤは245/65-17を装着していて迫力満点だ。

シート

本来は3列シートだが、2列目を外してリムジン使用にアレンジ。そのためスライドドアを開ければラクラク車内に乗り込めるのだ。

ディーゼルターボエンジン

150PSのディーゼルターボエンジンを搭載。経済的かつ、実用的なのがお気に入りなのだとか。車両は大阪のGAKUYAにて購入した。

カーゴ

ベッドスペースの下をカーゴスペースとして活用。大型のクーラーボックスが楽に収まるほどの大容量なので、想像以上に荷物が積める。

近年注目されているディーゼルターボエンジンを搭載しているので、 トルクがあり都内や高速道路でもストレスなく移動できる。高年式ならではの快適な装備も魅力的な車両は愛犬家に最適なのだ。

(出典/「Lightning 2020年8月号 Vol.316」)

この記事を書いた人
サカサモト
この記事を書いた人

サカサモト

アメカジ系動画ディレクター

Lightning、2nd、CLUTCH Magazineの公式YouTubeチャンネル「CLUTCHMAN TV」のディレクター。元Lightning副編集長ということもあり、クルマ、バイク、ミリタリーなど幅広い分野に精通。現在はもっぱら動画作成機材に夢中。ニックネームは、スキンヘッドにヒゲ面をいう「逆さ絵」のような顔に由来する。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Pick Up おすすめ記事

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...