チェーンステッチとは? 手刺繍で風合いのある一点モノに! やり方レクチャー!

  • 2021.10.24  2020.06.16

本誌「Lightning」読者なら、ボタン付けくらいはチャチャっとできる方も多いはず。そんな方にオススメしたいのが、手縫いでのチェーン刺繍だ。さすがにこれはチャチャっと完成させることはできないが、慣れてくればかなりのペースで縫い進めることができる。しかも、途中から楽しくなってしょうがない!

できるなら、刺繍糸を使ってほしい。なぜなら、“スベリ” がいいからである。また、チェーン刺繍は途中で糸が切れてしまうと、連鎖してどんどん解れてしまうため、焦らずに作業しよう!

必要な道具はこちら・・・

糸を切るためのリッパー、糸切りばさみ、生地に印をつけるチャコペンは、基本的な裁縫道具なので押さえておきたいものだ。

左は修正テープではなく糸通し。つまり針に糸を通すためのもの。右は刺繍専用の針。長さも程よく作業効率も格段にアップ!

手前が刺繍糸。様々なタイプがあり、好みに応じて太さや素材を選んでほしい。奥は下の星刺繍に使ったオーガニックコットンの毛糸。

【1】

生地裏から針を刺し、引き出して始点のそばに刺し直す。そして生地裏から「U」の中に針通すと1つ目の輪が完成する。

【2】

再び生地表からその輪の中に針を刺し、進行方向に対して数ミリ先に再び針を出す。ここで針はまだ抜かないこと。

【3】

生地から飛び出た針先と生地の間に、手元の糸をクルっと回して針をそのまま引き抜く。これで2つ目の輪ができる。

【4】

以上の工程をデザインに沿って繰り返していくだけ。デザインのガイドラインは、先にチャコペンで手描きしておこう。

【5】

最初と同様に終わりの際も通常の処理と同じく、玉結びして不要な糸を切るだけ。刺繍の途中で糸が足りなくなった際も、同様に一度終了して再度続きをスタートしよう。

完成!

曲げることに最初は戸惑うが、慣れてくれば直線であればスイスイと進めることができる。私は1時間半でLightningをチェーン刺繍できた。上の星は約10分!

ジーンズやデニムジャケットなど、刺繍の似合うアメカジファッションは多い。ぜひ男性諸君、挑戦してみてほしい。

▼編集部の裁縫男子代表ことラーメン小池のデニムリペア術もチェック!

ここまで破れたジーンズ(デニム)でも、リメイク上級者になれば手縫いでここまで蘇る!

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2023年04月25日

(出典/「Lightning 2020年6月号 Vol.314」)

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