名優が演じてきた歴代大統領と映画作品。
第16代 エイブラハム・リンカーン・・・『リンカーン』ダニエル・デイ=ルイス
1861〜1864年まで大統領を務めたが、暗殺により任期を終えず他界。奴隷解放、南北戦争の勝利……と、歴代大統領のランキングではつねにトップに君臨し続けるリンカーン最後の4カ月間を描いた作品。巨匠スピルバーグが監督を務め、リンカーンを演じたダニエル・デイ=ルイスはアカデミー主演男優賞に輝いた。
第26代 セオドア・ルーズベルト・・・『風とライオン』ブライアン・キース
1901〜1909年まで2期務める。軍人、作家、狩猟家、自然主義者と、様々な顔を持つ。有名なラシュモア山の4人の大統領のうちのひとりとしても知られる。
第32代 フランクリン・ルーズベルト・・・『私が愛した大統領』ビル・マーレー、『パール・ハーバー』ジョン・ヴォイト、『アニー』エドワード・ハーマン、 『私ラルフ・ベラミー』ラルフ・ベラミー
1933〜1945年まで、第二次世界大戦中ということもあり、歴代大統領で唯一4期も務めた。障害を持ちながらも持ち前のタフな精神で国を引っ張っていった。
第34代 ドワイド・D・アイゼンハワー・・・ 『大統領の執事の涙』ロビン・ウィリアムズ
1953〜1961年まで大統領を2期務めたドワイド・D・アイゼンハワー。「物腰は優雅に、行動は力強く」をモットーに、冷戦状態だったソビエト連邦など共産国との平和共存と中道路線を追求した人物。フォレスト・ウィテカー演じるアフリカ系アメリカ人のホワイトハウスバトラー(執事)の34年にわたる任期を描いた作品。有名俳優が歴代大統領を演じた。
第35代 ジョン・F・ケネディ・・・『13デイズ』ブルース・グリーンウッド 、『大統領の執事の涙』ジェームズ・マースデン
1961〜1963年まで大統領を務めたケネディ。歴代大統領の中で最後の任期中に暗殺にあった大統領としてあまりにも有名。暗殺を扱った作品は多いが、彼を演じた俳優がさほど多くない。
第36代 リンドン・ジョンソン・・・『大統領の執事の涙』リーブ・シュレイバー
1963〜1969年まで2期弱務める。対話主義のケネディ路線を引き継ぐも、ベトナム戦争の泥沼化、冷戦の再発と国内で反戦運動が高まるなど国民の反感を買った。
第37代 リチャード・ニクソン・・・『大統領の執事の涙』ジョン・キューザック 、 『フロスト ニクソン』フランク・ランジェラ、『ニクソン』アンソニー・ホプキンス
1969〜1974年まで2期務めるも、1972年に起きた民主党全国委員会本部への盗聴など、ウォーターゲート事件に関与したことで在任中の辞職に追い込まれたニクソン。巨匠オリバー・ストーンが監督した映画「ニクソン」ではアンソニー・ホプキンスがニクソンの半生を演じた。辞任のきっかけになったウォーターゲート事件にも触れている。
第40代 ロナルド・レーガン・・・『大統領の執事の涙』アラン・リックマン
1981〜1989年まで2期大統領を務めた。アメリカ大統領としては最年長の69歳での選出。俳優出身、唯一の離婚歴を有する大統領。晩年はアルツハイマー病と闘った。
第41代 ジョージ・H・W・ブッシュ・・・ 『ブッシュ』ジェームズ・クロムウェル
1989〜1993年まで1期務める。息子も大統領になったこともあり、パパブッシュ、大ブッシュの愛称で呼ばれる。
第43代 ジョージ・W・ブッシュ・・・『ブッシュ』ジョシュ・ブローリン
2001〜2009年まで2期務める。任期中にアメリカ同時多発テロ、イラク戦争への参画、石油問題と数々の問題を抱えた。本人にまつわる映画も制作された。
“架空の大統領”だけど、物語の根幹を担う重要な役柄を演じた俳優と映画。
1.『インデペンデンス・デイ』・・・ビル・プルマン
異星人からの地球侵略から守るため、大統領自ら戦闘機に乗って戦う姿が今も多くのファンを持つ。続編も映画化され、人気の高い超大作。
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2.『アメリカン・プレジデント』・・・マイケル・ダグラス
1995年の作品。大統領でしか味わえない生活、そして妻に先立たれた後に訪れる恋の行方と、我々が知らない大統領の側面を描く。
3.『目撃』・・・ジーン・ハックマン
1997年のクリント・イーストウッド主演・監督映画。大統領が犯人だったという驚愕の内容。ジーン・ハックマンの怪演が光る。
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4.『エアフォース・ワン』・・・ハリソン・フォード
1997年公開の映画、テロリストにハイジャックされたアメリカ合衆国大統領専用機、通称エアフォース・ワンを取り戻すため、ハリソン・フォード演じる大統領が、テロリストたちと攻防を繰り広げるアクション映画。
バラク・オバマよりも早く、黒人の大統領が誕生していた3作品。
1.『ディープ・インパクト』・・・モーガン・フリーマン
1998年の作品。スピルバーグが製作総指揮を担当。地球に大型の隕石が落ちてパニックになる中、冷静に対処
する黒人大統領が登場する。
2.『ホワイトハウス・ダウン』・・・ジェイミー・フォックス
たまたま訪れたホワイトハウスの見学中にテロ事件が発生し、警察官の主人公は大統領を助ける羽目になるというストーリー。
3.『2012』・・・ダニー・グローヴァー
古代マヤ人が予言したと言われている人類滅亡の年、2012年に起こる全世界パニックを描いた映画。
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(出典/「Lightning 2016年8月号 Vol.268」)
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