カウンターカルチャー・不良のアイコンというイメージが強い「革ジャン」。しかし、旧くは、飛行機乗り(アビエイター)のギアとしてその歴史に幕を開け、ライダー・アウトドアマン・ミュージシャンといった、闘う男たちのユニフォームとして、いつの時代も存在し続けてきた。
革ジャンにまつわる基礎知識から、エイジングまで徹底網羅。
「一度は革ジャンを着てみたい」そう思ってはいるが、これまで手を出せずにいた読者の方もいると思う。本書はそんな初心者でもわかりやすく、革ジャンの歴史から、革の鞣し、各部の機能や着こなし術、エイジングについてなど、およそ革ジャンにまつわるあらゆることを、全方位的に解説した「教科書」となっている。
もちろん、教科書といってもビギナーだけのものではない。既に「革ジャンラバー」として革ジャンを愛している方も、実は間違った知識でいたり、ケアの仕方などうろ覚え……なんてこともあるかもしれない。そんな時に、今更聞けない革ジャンにまつわるあらゆる知識を、この一冊で得ることができるのだ。
編集を担当したのはこの男、Lightning“革ジャン”担当・モヒカン小川。
この本を読めば、革ジャンの「総論」 は、すべて学ぶことが出来るはず。しかし、それで満足してしまってはダメだ。知識を詰め込んだって、所詮スタート地点に立っただけに過ぎない。この本を読んだら、まず自分だけのお気に入りの革ジャンを手に入れて、つべこべ言わずに着てみてほしい。
「革ジャンは読むものではなく、着倒すものなのだ」とは、編集を担当したモヒカン小川のモットーである。ぜひ革ジャンに興味ある人に手に取っていただきたい入門といえる一冊です。
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