2ページ目 - レッドウィング(RED WING)の定番「アイリッシュセッター」ってどんなブーツ? 「875」とは何?

レッドウィング アイリッシュセッターのメンズコーデおすすめ6選。経年変化も見逃すな!

時代を象徴するアイコンでありながら一時は名前が消失するなど、その歴史はレッドウィングのブーツの中でも目立った存在である「アイリッシュセッター」。ここでは、そんな歴史を感じさせるアイリッシュセッターを使ったコーデを紹介! 現在は別の名前であるが元祖「875」も合わせて、経年変化も含めチェックしてみてほしい。

1.「タイムズアーチェインジン」代表・春原勉さん|ライダースを足して王道にならないワークスタイルに。

正にスタイリングの妙が光るコーデ。ヴィンテージのスイートオールのオーバーオールにショットのライダースジャケットという力技がお見事。足元はビブラムソールでよりワークテイストが強くなったアイリッシュセッターをセレクト。現行にはないが、アメリカでは定番として販売されていた。

経年変化をチェック!

MADE IN U.S.A.の犬タグとサイドに押された刻印より、1986年製だと判別。アメリカで購入したもので、ソール交換をしながら、長年履いている。ベーシックなデザインなので合わせやすい

2.「YEAH」スタッフ・石田友弦斗さん|クラシカルなアウターとともにロールアップで見せる。

経年と履き込まれることで、濃色にエイジングした6インチモックトゥをシューレースでキュッと締め上げたフォルムが雰囲気良し。デニムをくるぶし上までロールアップすることでブーツを見せ、クラシカルなフィルソンのジャケットとも抜群の相性を見せている。

「アイリッシュセッターの白ソールではなく、ビブラムのラグソールを付けたオールドモデルはクラシカルな見た目が好きです」

経年変化をチェック!

3.「アークネッツ」スタッフ・武田直也さん|ブラックのモックトゥで全体を引き締める!

キャプテンサンシャイン×バブアーのオーバーコートのシルエットをうまく生かしたコーディネイト。シュタインのワイドパンツでトップスとのバランスを取りつつも、トラクショントレッドソールのモックトゥでまとめている。

「定番モデルのアイリッシュセッターですが、リバイバル的に合わせてもおもしろいと思います。特にブラックは合わせやすい」

経年変化をチェック!

4.「ユナイテッドアローズ& サンズ」ディレクター兼バイヤー・増田晋作さん|1足ずつ個体差が生まれたハンドペイントが新鮮!

クラシカルなラフアウトモックトゥにハンドペイントを施したモデル「IS FALGS IRISH SETTER 6″ MOC」。ひとつずつ表情の異なる雰囲気が遊び心のある仕上がりとなっている。

「1990年代にアイリッシュセッターを履いていたこともあり、ブランドの安心感と懐かしさ、さらにはハンドペイントのキャッチーな見た目が新鮮。ジャケットやセットアップスタイルなどキレイめなコーディネイトに合わせています」

経年変化をチェック!

5.「JOB314」プレス・山住丈史さん|ミリタリースタイルにもハマる名作ブーツです。

郡山の名店であるタイムアフタータイムの山住さんが選んだのは、王道のアイリッシュセッター6インチモックトゥ。そこにレインボーカントリーのA-2ジャケットにオアスロウのファティーグパンツ(1万7600円)を合わせてミリタリールックに。

「レッドウィングのモックトゥはトゥにボリューム感があるので、太めのパンツによく似合います」

経年変化をチェック!

6.「タイムズアーチェインジン高崎店」スタッフ・井部将久さん|約30年間履き続けている大切なブーツ。

ワイルドシングスのハッピースーツにヴィンテージのヘッドライトのオーバーオールを合わせているのが新鮮。足元は’90年代にリアルタイムで購入したアイリッシュセッターのラフアウトだ。

「これは知人のショップが別注したもので、ずっと大切に持っているブーツなんです。今見ても色褪せない魅力がありますし、いい経年変化ですよね」

経年変化をチェック!

さあ、いかがでしたでしょうか? レッドウィングの定番であり人気のモデル「アイリッシュセッター」。気になる一足は見つかりましたか? ヴィンテージは探すと沼から抜け出せなくなるのでご用心です。

▼アイリッシュセッター以外のレッドウィングのブーツもチェック!

どんな種類が人気? レッドウィング(RED WING)の定番モデル5選と洒落者たちのコーデを拝見!【2023年最新版】

どんな種類が人気? レッドウィング(RED WING)の定番モデル5選と洒落者たちのコーデを拝見!【2023年最新版】

2023年01月23日

【問い合わせ】
レッドウィング ジャパン
https://redwingheritage.jp/

※情報は雑誌掲載時のものとなり、現在品番変更、後継モデル、終売の場合があります。

(出典/「別冊Lightning Vol.235 ALL ABOUT RED WING」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
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モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
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