ブート品は悪くない?Tシャツが物語る、グレイトフル・デッドのLOVE & PEACEの精神。

1969年に開催された伝説的なロックフェス『WOOD STOCK』に参加し、ヒッピーカルチャーを語る上では欠かせない存在となったグレイトフル・デッド。その歴史と残したものを考えれば多くを語ることは難しいが、彼らが残したLOVE & PEACEの精神は現代も生き続けているのは間違いない。その一端を知るべく、’60〜’70sのカルチャーに精通する横浜市の『サージコーストストア』で、当時を映し出す資料やグレイトフル・デッドのグッズを拝見させてもらった。

サージコーストストアの代表、鮫嶋直人さん。10代の頃からロックに傾倒し、 グレイトフル・デッドにも多大な影響 を受ける。’60〜’70年代のサーフ、ヒッ ピーカルチャーなどをミックスした独自のスタイルを提案する
’70sの ヴィンテージTシャツ。左はピーター・マックスのアートワークをプリントしたもので、 中央と右はリック・グリフィンが描いたグレイトフル・デッド物。すべて価格ASK

ブート品を認めたことで、世界中で愛されるデッドグッズ。

デッドヘッズ作と思われるタイダイTee。前後 プリントのスカルがインパクト抜群。5184円
ジョン・メイヤーが加入したデッド&カンパ ニーのオフィシャルツアーTee。1万4040円
WOOD STOCKモチーフのグラフィックは’69年 の参加アーティストが描かれている。8532円
(左)オフィシャルのモンキースカルTee。スティールユアフェイスも代表的なデザインだ。6200円(右)一見シンプルだが、イーグルが掴んだローズがグレイトフルフデッドTeeのアイコン。5990円

ヒッピーと呼ばれるお金や社会から逸脱した精神性を基に、プロミュージシャンとしても独自のスタンスを貫き続けるグレイトフル・デッド。ファンを仲間として捉え、毎回演奏が異なるライブ音源を録音することや、ブートグッズの販売を認めるなど、LOVE &PEACEのスタンスとして仲間内で趣味をシェアする文化を生み出し、今もデッドグッズは世界中のファンによって増え続けている。LOVE & PEACEは死なず。それは、SNSやネットを通じて様々なものを世界中でシェアする現代にも通じる精神と言えるかもしれない。

【問い合わせ】
Surge Coast Store
横浜市青葉区市ヶ尾町540-1
TEL045-979-1225
https://www.surgecoaststore.com/

▼こちらの記事もおすすめ!

プリントの意味を知らずに着ていない? 正しいプリントTシャツの選び方。

プリントの意味を知らずに着ていない? 正しいプリントTシャツの選び方。

2021年10月24日

※掲載情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2019年9月号」)

この記事を書いた人
ADちゃん
この記事を書いた人

ADちゃん

ストリート&ミリタリー系編集者

Lightning本誌ではミリタリー担当として活動中。米空軍のフライトジャケットも大好きだけど、どちらかといえば土臭い米陸軍モノが大好物。そして得意とするミリタリージャンルは、第二次世界大戦から特殊部隊などの現代戦まで幅広く網羅。その流れからミリタリー系のバックパックも好き。まぁとにかく質実剛健なプロダクツが好きな男。【得意分野】ヴィンテージ古着、スケートボード、ミリタリーファッション、サバイバルゲーム
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

武骨な男服に効かす超繊細なメタルフレーム。「ディグナクラシック」の新作に注目

  • 2026.10.09

フライトジャケットやデニムなどの武骨な服に合うメガネで王道として挙がるのはプラフレームの場合が多い。だが、そんな武骨さのなかに繊細さを潜ませギャップを楽しむという意味ではメタルフレームも有用だ。 細かな彫金が施されたディグナクラシックの新作 今季展開されるメタルの新作は計6型で、それぞれにシルバーと...

「Wrangler(ラングラー)」の名作、スタッズを纏う。レザーラバー垂涎スウェードモデルも登場!

  • 2026.10.19

ワークウエアとしての機能だけでなく、ファッション的視点を取り入れることで独自の立ち位置を築いてきた3大ブランドのひとつでありデニム界の異端児・Wrangler。そんな彼らの受け継がれし不朽の名作に“スタッズ”が施された特別モデルが登場した。 “スタッズ”で作るネオ・ウエスタンスタイル ラングラーとい...

毎日のそばに、エル・エル・ビーン。秋の定番、フィールド・コートとフランネル・シャツ

  • 2026.10.16

毎日の服に、特別な理由はいらない。気兼ねなく着られて、どんな装いにも自然となじむ。そんな日々のワードローブを支えてくれるのが、エル・エル・ビーンだ。今回は秋の定番、フィールド・コートとフランネル・シャツを着て街へ出た。 100年を超えて今日もいつもの日常着 朝、玄関を出るときに手が伸びて、休日にもつ...

今季の「Lee」はブランケット付きジャケットに注目せよ!

  • 2026.10.19

シグニチャーモデル「101」が101周年を迎えるなど、アメカジ好きに多くの話題を提供してくれるLee。そんなアメリカンデニムを代表する同ブランドの注目の新作は、ブランケットを携えたワークジャケットだ。普遍的なデザインと保温性に優れるという機能を備えるこの秋冬の相棒となる逸品を紹介する。 Leeのシグ...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

Pick Up おすすめ記事

武骨な男服に効かす超繊細なメタルフレーム。「ディグナクラシック」の新作に注目

  • 2026.10.09

フライトジャケットやデニムなどの武骨な服に合うメガネで王道として挙がるのはプラフレームの場合が多い。だが、そんな武骨さのなかに繊細さを潜ませギャップを楽しむという意味ではメタルフレームも有用だ。 細かな彫金が施されたディグナクラシックの新作 今季展開されるメタルの新作は計6型で、それぞれにシルバーと...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

今季の「Lee」はブランケット付きジャケットに注目せよ!

  • 2026.10.19

シグニチャーモデル「101」が101周年を迎えるなど、アメカジ好きに多くの話題を提供してくれるLee。そんなアメリカンデニムを代表する同ブランドの注目の新作は、ブランケットを携えたワークジャケットだ。普遍的なデザインと保温性に優れるという機能を備えるこの秋冬の相棒となる逸品を紹介する。 Leeのシグ...

FINE CREEKを世界でいちばん熱く語る男。

  • 2026.10.07

この男恐るべし、である。北海道・帯広にあるセレクトショップ、...Dannyオーナー、河合裕介さん。彼のセレクトスタイルは一貫している。自分の愛せるものしか、ショップに置かないのだ。「売れるモノ」をセレクトするのではなく、「自分の売りたいモノ」のみを並べる。この時代にあって、その姿勢はまさに「愚直」...

ネイティブアメリカンの美しき手仕事。伝統を守りながらもモダンな表現を得意とする現代作家を紹介!

  • 2026.10.08

ネイティブアメリカンのヴィンテージや工芸品を通して、彼らのカルチャーを伝えるCORNERS。今回は伝統的な手法を守りながらも、モダンな表現を得意とする現代作家をピックアップ。もの作りが乏しくなった今の米国だからこそ、余計に強く輝いているのだ。 Pamela Brown 1868年から続くナバホ族の織...