革でできた鉢「レザーカービングポッド」なら、どんな植物も「男らしい植物」になる。

俺の家には、ほとんど「置物」がない。オブジェや雑貨など、全く興味がない。なぜか。使い道がないから。というわけで、俺の家はいたって飾り気がない(こう書くと何もないシンプルでクールな部屋を想像するかもしれんが、決してそうではない)。

先日編集部に行くと、机の上に刷り上がったばかりの別冊ライトニング「グリーンライフ」が置かれていた。パラパラめくってみると、かなり面白い。グリーンライフを満喫している人たちのライフスタイルも、超クール。こんな「男らしい植物」なら飾ってもいいかな……いや待て。幼少のころ、カメを餓死させ、ハムスターを死に追いやり、たまごっちすらろくに育てられなかった俺の手にかかったら、こんな植物、すぐに枯れちまうんだろうな……無念だ……と、そんな折、姉妹紙「クラッチマガジン」の撮影で、俺は出会ったのだ、大好物の「レザー製」の鉢に。

GAIEDE×De La Palmaのレザーポッド

精緻なレザーカービングに、ターコイズやシルバーなどの鉱物の粉末を用いて着色する「ジャニスカービング」が施された「ジャニスカービングポッド」(10万8000円 ※ポットのみの価格)。ベースとなる鉢の丸みに合わせダーツを入れ、手縫いのクロスステッチで仕上げた。(GAIEDE & MOQUIP http://www.gaiede.com)

中の植物はよくわからんが(アガベというらしい)、この威風堂々としたレザーカービングの鉢はどうよ。これは気鋭のレザーブランドGAIEDE(ゲアディ)と、グリーンインテリアの世界で知らぬ者はいないDe La Palma(デアパルマ)とのコラボアイテムで、通常の鉢の周囲に、カービングを施した4㎜厚のカウハイドが巻かれた、まさにレザーファン垂涎の鉢。それだけじゃない。そのカービングには、GAIEDE特有の「ジャニスカービング」という手法を用い、ターコイズで着色されているのだ。

こんなクールな鉢なら、たとえ植物無しでも立派なインテリアになるはず。植物を入れなきゃ、枯らすこともない。疲れて帰っても、リビングに並んだこのレザーポッドたちが、きっと俺を癒してくれる。まずはこのレザーポッドから、一歩ずつグリーンライフを始めようと思う。

こちらは上のモデルよりも若干小ぶりなサイズ。上はターコイズで着色されているが、こちらはシルバー。7万1280円
スタッズをあしらったアメリカンな雰囲気のレザーポッド。どんな植物を植えるかあれこれ迷うのも楽しい。5万7240円

【問い合わせ】
GAIEDE & MOQUIP
http://www.gaiede.com

▼合わせたい植物を選ぶのにこちらも参考に!

塊根植物、アガベ、ユーフォルビアなど男らしい植物が大人気!人気品種や鉢、植え替え方法、ショップを紹介。

塊根植物、アガベ、ユーフォルビアなど男らしい植物が大人気!人気品種や鉢、植え替え方法、ショップを紹介。

2023年07月04日

※すべてポッドのみの価格です。植物は含まれません
※掲載情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2019年8月号」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
この記事を書いた人

モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

【Willis & Geiger×2nd別注】ミリタリーとサファリが香るアーバンアウトドアウエア

  • 2025.09.17

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 90年代のアーカイブをデザインソースに、上品さを加えてアップデート。ウールメルトンジャケット[メトロ ウォーカー] ...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Pick Up おすすめ記事

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

【Willis & Geiger×2nd別注】ミリタリーとサファリが香るアーバンアウトドアウエア

  • 2025.09.17

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 90年代のアーカイブをデザインソースに、上品さを加えてアップデート。ウールメルトンジャケット[メトロ ウォーカー] ...