ドッグカフェとグリーンショップを融合させた注目の新店舗。
スタリッシュなドッグカフェの先駆けであるアネアカフェのオーナーであり、塊根植物やサボテンに特化したグリーンショップ、ボタナイズのディレクションも手掛ける横町さん。東京・白金にある新店舗は、アネアカフェとボタナイズを融合させた初の試みであり、1~2階がアネアカフェ、3階がボタナイズという構成。屋上には大型の温室があり、ビル丸ごと1棟に横町さんワールドが広がる。
この白金の店舗には大型の温室があり、独自のルートで仕入れた植物たちの育成ファームとしての役割も。もちろん販売も行っているが、ここで輸入された植物を良好な状態まで仕上げて、第一号店である東京・代官山のボタナイズでの販売を強化しているそう。ただ横町さんのアトリエも併設されているので、随所にパーソナリティが反映されている。氏の世界観をより体感したいならここを訪れるべき!
屋上の大型温室は一見の価値あり!
ボタナイズ白金の屋上には、大型の温室設備があり、中には横町さんたちが仕入れてきた植物たちが管理されている。横町さんが得意とするパキポディウムは、マダガスカルなどのアフリカ原産。輸入する際に根をカットしているものが多く、健康な株にするためには発根させる必要がある。
時折、発根していない代わりに相場よりも安くなっているケースもあるが、塊根育成に慣れていないビギナーは手を出さないのが懸命。株の状態を吟味しながら選べるのも新店舗の魅力のひとつだ。
この夏はBBQのスペースに!?
ベランダスペースにはウッドデッキがあり、そこには年間を通して外で育てられる観葉植物がセレクトされている。今後はアネアカフェが食材を用意するBBQスペースとしてオープンする予定があるとか。それが実現すれば、都心のこんなロケーションでBBQできる場所は他にないだろう。
お手頃な価格の植物も充実!
人気のパキポディウムであるグラキリスを始め、形の整った個体が数多く揃っている。グラキリスは個人的な好みもあるが、一般的には丸くて枝が短い形が人気。
また、塊根植物だけでなく、サボテンやユーフォルビアなど、横町さんの独自のセンスで選ばれており初心者にも優しい植物が数多く揃っているので、初めて植物を育てるという人でも安心だ。
【DATA】
Botanize Shirokane(ボタナイズ白金)
住所/東京都港区白金5-13-6 ANEAビル3~4F
TEL/03-6277-2033
営業時間/12:00~19:00(※月曜のみ16:00~)
定休日/水曜
http://shop.anea.jp
(出典:『Lightning 2018年6月号 Vol.290』)
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