塊根植物のカリスマ・横町 健氏が手掛ける、スペシャリティショップ「ボタナイズ」がすごい!

現在の塊根植物ブームの牽引役のひとりであるアネケンさんこと横町健さん。2018年1月には白金に「ボタナイズ」の2号店を出すなどその動向から目を離せない。そんな横町さんの新店舗をクローズアップ! 敬愛する塊根植物の魅力や醍醐味とは?

ドッグカフェとグリーンショップを融合させた注目の新店舗。

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奥にはテラススペースがあり、広く見える開放的な店内。屋上の温室に入ることもできるので、是非ともチェックしておきたい。植物や鉢だけでなく、化粧石などもセレクトされている。植え替え時にはマスト!

スタリッシュなドッグカフェの先駆けであるアネアカフェのオーナーであり、塊根植物やサボテンに特化したグリーンショップ、ボタナイズのディレクションも手掛ける横町さん。東京・白金にある新店舗は、アネアカフェとボタナイズを融合させた初の試みであり、1~2階がアネアカフェ、3階がボタナイズという構成。屋上には大型の温室があり、ビル丸ごと1棟に横町さんワールドが広がる。

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アネアカフェ&ボタナイズ代表/横町健さん 店舗設計や飲食店のコンサルティングを務めながら、2008年にアネアカフェを参宮橋にオープン。植物好きが高じて、ボタナイズも展開している

この白金の店舗には大型の温室があり、独自のルートで仕入れた植物たちの育成ファームとしての役割も。もちろん販売も行っているが、ここで輸入された植物を良好な状態まで仕上げて、第一号店である東京・代官山のボタナイズでの販売を強化しているそう。ただ横町さんのアトリエも併設されているので、随所にパーソナリティが反映されている。氏の世界観をより体感したいならここを訪れるべき!

屋上の大型温室は一見の価値あり!

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ボタナイズ白金の屋上には、大型の温室設備があり、中には横町さんたちが仕入れてきた植物たちが管理されている。横町さんが得意とするパキポディウムは、マダガスカルなどのアフリカ原産。輸入する際に根をカットしているものが多く、健康な株にするためには発根させる必要がある。

時折、発根していない代わりに相場よりも安くなっているケースもあるが、塊根育成に慣れていないビギナーは手を出さないのが懸命。株の状態を吟味しながら選べるのも新店舗の魅力のひとつだ。

この夏はBBQのスペースに!?

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ベランダスペースにはウッドデッキがあり、そこには年間を通して外で育てられる観葉植物がセレクトされている。今後はアネアカフェが食材を用意するBBQスペースとしてオープンする予定があるとか。それが実現すれば、都心のこんなロケーションでBBQできる場所は他にないだろう。

お手頃な価格の植物も充実!

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人気のパキポディウムであるグラキリスを始め、形の整った個体が数多く揃っている。グラキリスは個人的な好みもあるが、一般的には丸くて枝が短い形が人気。

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また、塊根植物だけでなく、サボテンやユーフォルビアなど、横町さんの独自のセンスで選ばれており初心者にも優しい植物が数多く揃っているので、初めて植物を育てるという人でも安心だ。

【DATA】
Botanize Shirokane(ボタナイズ白金)
住所/東京都港区白金5-13-6 ANEAビル3~4F
TEL/03-6277-2033
営業時間/12:00~19:00(※月曜のみ16:00~)
定休日/水曜
http://shop.anea.jp

(出典:『Lightning 2018年6月号 Vol.290

この記事を書いた人
サカサモト
この記事を書いた人

サカサモト

アメカジ系動画ディレクター

Lightning、2nd、CLUTCH Magazineの公式YouTubeチャンネル「CLUTCHMAN TV」のディレクター。元Lightning副編集長ということもあり、クルマ、バイク、ミリタリーなど幅広い分野に精通。現在はもっぱら動画作成機材に夢中。ニックネームは、スキンヘッドにヒゲ面をいう「逆さ絵」のような顔に由来する。
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