見どころ1.「戦うサムライ」から「鍛えるサムライ」へ

武士にとって武芸とは、戦場で敵と戦うためだけの技術ではなかった。江戸時代になると、平和な時代の中で武芸は礼法や精神修養として磨かれ、武士の教養として受け継がれた。また、『太平記』などの戦記物語が読まれる中、それを絵画化した合戦図が教育に使われ、合戦そのものを研究する「軍学」も誕生した。
本展では、弓術・馬術・鎗術・剣術・炮術・鷹狩など、多彩な武芸を一堂に紹介し、尾張徳川家に伝えられた武家文化の奥深さを展示する。




見どころ2.尾張徳川家に伝わる武芸の世界
戦国時代に発展した各種武芸は、江戸時代の武家社会の中でさらに発展を遂げ、尾張徳川家においても多くの家臣が鍛錬に励んだ。家臣たちの鍛錬の成果は当主上覧の場で披露され、優れた技量を持つ者には褒美が与えられ、個人のみならず家の名誉として後世に伝えられた。
技を磨き、成果を披露し、称えられる――。武士たちの武芸上覧は、現代のスポーツ大会にも通じる「サムライの晴れ舞台」であった。




見どころ3.「鷹狩」は武士のトレーニングだった
徳川家康も好んだ鷹狩は、単なる娯楽ではなく、体力や判断力を養う軍事訓練であった。江戸時代には将軍や限られた大名だけに許された格式高い武芸で、鷹や獲物は重要な贈答品として扱われた。
近年注目が高まっている鷹狩の武芸としての側面を紹介する。


展覧会情報
展覧会名称:夏季特別展 武芸 サムライ・アスリート
会期:2026年7月25日(土)~9月27日(日)
前期日程:7月25日(土)~8月25日(火)
後期日程:8月26日(水)~9月27日(日)
開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
休館日:月曜日(但し9月21日(月・祝)~9月23日(水・祝)は開館、翌9月24日(木)は休館)
会場:徳川美術館、蓬左文庫展示室
料金:一般2,000円、大学生・高校生1,200円、中学生以下無料(オンラインチケット発売中)
※団体料金・高齢者割引なし
※障がい者と付き添い1名は手帳提示で200円割引
主催:徳川美術館・名古屋市蓬左文庫・中日新聞社・日本経済新聞社・NHK名古屋放送局
アクセス
徳川美術館
〒461-0023 名古屋市東区徳川町1017
電話:052-935-6262(月曜日を除く10:00~17:00)https://www.tokugawa-art-museum.jp/
- JR中央本線「大曽根」駅下車、南口より徒歩8分
- 市バス・名鉄バス 基幹2系統「徳川園新出来」下車、徒歩3分
- 名古屋観光ルートバスメーグル「徳川園・徳川美術館・蓬左文庫」下車すぐ
- 美術館南側に無料駐車場17台あり
開館時間と休館日
10:00~17:00(最終入館16:30)
月曜日は休館(祝日の場合は直後の平日)