1842年創業の髪油の老舗が、歌舞伎を支えた「鬢付け油」を現代へ。ヘアバーム「鬢バーム(BIN BALM)」を開発

株式会社シマムラ(は、江戸時代から受け継がれてきた日本の整髪文化を象徴する「鬢付け油(びんつけあぶら)」の技と美意識を、現代の暮らしに合うかたちへ再構築した、自然由来100%※のヘアバーム「鬢バーム(BIN BALM)」を開発した。2026年1月28日(水)より、クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」にてプロジェクトを開始する。鬢付け油は、歌舞伎の舞台をはじめ、日本の伝統的な整髪文化を支えてきた存在である。1842年に油商として創業したシマムラは、髪油・鬢付け油の製造販売を原点に、独自の技術と品質へのこだわりを重ねてきた。本プロジェクトは、伝統を保存するだけでなく、鬢付け油の技を「いまの暮らしで毎日使える整髪料」として再構築し、文化の灯を未来へつなぐ試みだ。※ISO16128に基づき算出した自然由来指数(水を含まない)。

背景|鬢付け油が支えてきた、日本の髪と美意識

鬢付け油は、主にモクロウ(木蝋)などの天然油脂を原料とし、髪をまとめ、形を保ち、艶を与えるために用いられてきた日本独自の整髪料である。江戸時代には町人や武士の日常使いとして広まり、やがて歌舞伎役者、相撲力士、舞妓など、日本髪を結う世界に欠かせない存在となった。

用途や髪型に応じて硬さの異なる「番手」が存在し、舞台上でも長時間崩れない整髪を可能にしてきた点は、日本ならではの美意識と技術の結晶と言える。現代では使用される場面が限られているものの、「髪を整える」「身だしなみを整える」という本質は今も変わらない。

一方で、需要の変化や原料調達の難しさ、担い手の減少などにより、文化としての継続が難しくなっている側面もある。シマムラは「伝統は、守るだけでは続かない」という考えのもと、鬢付け油の技術を現代の整髪料として再構築することで、次の時代につなげることを目指した。

※木蝋(もくろう)は、ハゼノキの果実から採取される植物由来の天然素材。再生可能性が高く、和蝋燭や化粧品など、日本の伝統産業を支えてきた素材である。

商品特長|鬢バーム(BIN BALM)

1.自然由来100%、必要なものだけで構成したシンプル処方
モクロウ、オリーブオイル、キャンデリラロウ、シアバターなどを組み合わせ、髪と頭皮へのやさしさを重視。重ねても重くなりにくい使用感を追求している。

2.自然なまとまりを長時間キープ
モクロウの持つホールド力により、固まりすぎず、自然なまとまりをキープ。外出先でも手ぐしで整え直しやすい仕上がりだ。

3.“品のある艶”で髪を美しく見せる
派手すぎない自然な光沢が、髪の印象を整え、清潔感のある仕上がりを演出する。

4.天然精油100%の香り
ユーカリ葉油、ベルガモット果実油、ヒロハラベンダー花油、ラベンダー油、オレンジ果皮油、ローレル油を使用した、穏やかなハーバルシトラスの香り。

ラインアップ|2タイプ展開

固 – KATA
形をしっかりキープし、束感を際立たせたい方向け。前髪やサイドをタイトに整えたい、くせや浮き毛を抑えたい場合に適している。

柔 – YAWA
軽やかで自然なまとまりを重視。やわらかなニュアンスを出したい、ウェーブやくせ毛を活かしたい方におすすめ。

クラウドファンディング概要

開始日:2026年1月28日(水)
プラットフォーム:Makuake
URL:https://www.makuake.com/project/binbalm/

リターン例
ミニサイズ2種セット、早割、2種セット、一般非売品セット、まとめ買いセット、応援枠 ほか

スケジュール
・2026年3月6日:プロジェクト終了
・2026年3月9日:製造・発送準備開始
・2026年3月中旬~:リターン品発送開始
・2026年4月~:一般販売開始(予定)

※進捗は活動レポートにて随時告知。

株式会社シマムラ
創業:1842年(天保13年)
所在地:和歌山県和歌山市宇須2丁目3-8
事業内容:医薬部外品・化粧品の製造および販売
URL:https://shimamura1842.jp/

沿革(抜粋)
・1842年:和歌山にて油商として創業
・明治~大正:事業継承、鈴虫ポマードを展開
・1919年:小豆島にオリーブ園を開設
・昭和以降:国産オリーブ油を活かした製品展開
・現在:オイルの恵みと向き合うものづくりを継続

この記事を書いた人
Dig-it 編集部
この記事を書いた人

Dig-it 編集部

ライフスタイル提案メディア

「Dig-it(ディグ・イット)」は、アナタが何かにのめり込むキッカケとなる読み物を提供するWEBメディアです。ファッション、クルマ、バイク、アウトドア、グルメ、ステーショナリー、ビューティなど、さまざまな分野のプロフェッショナルが執筆しており、アナタのよき趣味の先輩となってくれることでしょう。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

革ジャン好きなら一度は通るべき! 「No,No,Yes!」の最上級オーダー“アルチザン”とは?

  • 2026.06.01

「世界にひとつだけの革ジャンを作る」。それは、レザーラバーの憧れだ。革好き注目のブランド「No,No,Yes!」が誇るオーダーメニューの中でも最上級に位置する「アルチザン」とはいったいなんなのか? その正体に迫る。 革ジャンの伝道師・モヒカン小川が実際に“アルチザン”を体験 これは単なる革ジャンの話...

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

アイヴァン史上初の完全復刻。“ヒストリック コレクション”誕生の裏側に迫る!

  • 2026.05.22

「アイヴァン」2026年春夏の新コレクションとして突如発表された“ヒストリック コレクション”。これまでにもアーカイブを現代に甦らせる試みは幾度か行われてきたものの、どれも細やかなアップデートが施されていた。文字通りの“完全復刻”は今回が初となる。 アイヴァンには立ち返るべき原点がある どこぞのヴィ...

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

Pick Up おすすめ記事

アイヴァン史上初の完全復刻。“ヒストリック コレクション”誕生の裏側に迫る!

  • 2026.05.22

「アイヴァン」2026年春夏の新コレクションとして突如発表された“ヒストリック コレクション”。これまでにもアーカイブを現代に甦らせる試みは幾度か行われてきたものの、どれも細やかなアップデートが施されていた。文字通りの“完全復刻”は今回が初となる。 アイヴァンには立ち返るべき原点がある どこぞのヴィ...

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...