ヴィンテージライカのお宝拝見!「俺たちが集めたお宝モノ語り」特集の『昭和40年男』裏話。

『昭和40年男』Vol.93の特集「俺たちが集めたお宝モノ語り」。そのなかで、読者の方からのお便りをきっかけに「読者の家をたずねて」と題した1ページのレポート記事を作りました。そちらでは、兵庫県姫路市のY田さんのお宅に伺って70年代モノの大量のラジオなど掲載しておりますが、実は同じ出張取材の行程のなかでもう一件、読者のお宅に伺って貴重なモノを拝見させていただいたのです。誌面の都合上、掲載できなかったのですが、ボツにするのはもったいないのでこちらでレポートさせていただきます……という次第。

祖父が遺したピッカピカのライカ

お便りをくださったNさんはヴィンテージのカメラをたくさんお持ちということで、東京から名古屋へ、名古屋駅から北へ、電車に揺られて1時間の旅。現存12天守のひとつ、犬山城も望める田園風景のなかに、Nさんお宅はあった。

あった!

平屋建ての2棟が並び、日当たりのよい離れの方に案内されると、Nさんのお母様が冷たい飲み物を出してくださり、Nさんはさっそく床の間にあったワインセラーのような物入れから、カメラのコレクションを出してきてくれた。

カメラ、レンズと、テーブルの上にぞろぞろと並べられたそれらはすべてライカのヴィンテージ。伺う前にメールのやりとりでお話は伺っていたが、いざ目の前にすると、さほどその筋に詳しくない我々でも思わず「おおー」っとなった。

「祖父が集めていたものなんです」と長押の上に飾られた遺影にちらっと目を向けながらNさん。お祖父様は今から30年ほど前、定年退職されたあとにライカに夢中になったようで、「集めるのが好きだったみたいで、撮影しているところはあまり見たことがないんですよ」というだけに、コレクションの状態はすこぶるよい。

Nさんも、Nさんの家族もカメラが趣味ということではないので、デジタルのLS2だけたまに使い、そのほかのコレクションは高温多湿を避けて大事に保管してらっしゃった。このコレクションがどれぐらい価値のあるものなのかということも、Nさんも我々も「結構なもの」というぐらいの認識で、ライカにまつわるエピソードはあまり出てこなかったが、ご家族も交え、四方山話でのんびりとした時間を過ごさせていただいた。

そんなわけで、東京に戻ってからインターネットでいろいろと調べてみた。なかでもいちばん価値があると思われたのが、黒いボディのM4というモデル。調べてみると……1974年に発売されたもので、製造数も400台ほど。相場ではいかほどなのかとさらに探ってみると……。

……と、ここはご想像にお任せしますが、結構びっくりでした。

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昭和40年男 編集部
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1965年生まれの男たちのバイブル

『昭和40年男』は、昭和40年(~41年3月)生まれの男性のための情報誌。誌面では同年齢の活躍を紹介したり、そろそろ気になってくる健康面をサポートする記事の他、かつて夢中になったあれこれを掘り下げる記事を多数掲載!「故きを温ね新しきを知る」──本誌は、昭和40年生まれのための温故知新を提供できる存在になるべく、「ノスタルジックな想い出が呼ぶ共感」を「明日を生きる活力」に変えることを命題に誌面づくりに奮闘中!!
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