あなたにとってレッドウィングとは? 9人のRED WING愛好家が語る魅了されるワケ。|「FUKUROKUJU」奥山 武

タフなメイドインUSAの象徴であり、普遍的なデザインを貫くRED WINGは、ファッション業界でも多くのファンを持っている特別な存在だ。ここでは9人のRED WING愛好家にクローズアップ。その愛用品や想いを聞いていこう。今回は「FUKUROKUJU」奥山 武さんにお話を伺った。

シンプルでタフ。これがアメリカのワークブーツ。「FUKUROKUJU」Owner 奥山 武

使い込まれたことで色気を放つタフなワークブーツたち。

ワークブーツに特化したリペア&カスタムショップであり、数々の画期的なカスタムを生み出してきた奥山氏。縫製以外の工程をすべて自身の手作業で行うオリジナルブランドであるKEYSTONEや、これまで何万足ものRED WINGを修理またはリペアしてきたからこそ見えているものがある。

「良い意味でタフな簡単な作りで、例え職人に技術がなくても、それをカバーできる考え抜かれた仕様と生産背景があるのが、偉大なんです。大量生産を前提としたグッドイヤーウェルト製法のワークブーツで、コスト、クオリティともに申し分なく、これを実現できるのはRED WINGだけではないでしょうか。なんと言ってもタフなんですよ。リペアの際に純正の糸を提供してもらったのですが、とてつもなく頑丈で。日本の方が細かいモノ作りをしていますが、耐久性は間違いなくアメリカですね」

1960年代に短い期間のみリリースされていたストラップ付きのペコスブーツ。アッパーの革からもわかるように、アイリッシュセッタータグが付く。「KEYSTONEのペコジニアの元ネタとなったモデルですね。販売年数が短かったので滅多に出ません」

右はRED WINGのロングセラーモデルである877、左はよく似ているが、ハイトが少しだけ低く、ヒールの付いたソールが特徴の876となる。「当時のカタログを見るとアイリッシュセッターシリーズだけでもかなりのバリエーションがあった。こういったマニアックなモデルを見つけるとついつい買ってしまう」

当時の紙タグなどが付いた2268のエンジニアブーツ。通称縦羽根タグでMADE IN USA表記が入っているので、70年代から80年代初頭のものだろう。

通称紺タグと呼ばれるネイビーカラーの刺繍タグが付いたエンジニアブーツは、ヴィンテージのトップピース。トゥにスチールがないため、シャープな印象。

1960年代に生産された1166という品番のペコスブーツ。オイルプルーフのソールが純正で付いているので、タフなワークブーツとして作られたのだろう。

(出典/CLUTCH Magazine VOL.101 2025年11月号」)

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