ナバホ族のシルバージュエリーやラグなど貴重なアイテムが展示。エキシビション『美の共感』をレポート。

CORNERSのエキシビション『美の共感』が六本木蔦屋書店にて開催されたのでレポート(今回のエキシビジョンは終了済み)。ネイティブアメリカンの文化やアーカイブを後世に伝えることを目的として当イベントには戦前のヴィンテージから現代作家の作品の他に、同社が収集した文献資料まで並び、学びの場となった。

アメリカの原風景を学べる貴重な機会をお見逃しなく。

ネイティブアメリカンの文化や伝統工芸を独自のルートで読み解き、日本に広く伝えることをコンセプトとしたCORNERS。不定期でエキシビションを行っており、今回は六本木蔦屋書店にて開催。ナバホ族の伝統的な手法で作られるシルバージュエリーやラグなどから、当社が所蔵する文献資料まで並び、キュレイターを務めるスタッフが、来客した方々へ丁寧に解説を行っていた。

また過去のアーカイブを次世代に継承したいという思いから、当店で購入したものでなくても、修理の受付を行っているのも評価されている。実店舗を構えていないが、定期的にエキシビションを行っているため、アメリカンカルチャー好きは訪れることを強く推薦したい。

今回のイベントは、六本木蔦屋書店の2階にあるシェアラウンジにて行われた。1920〜40年代のヴィンテージの他に、現代作家とのコラボレーションも披露しており、充実したラインナップであった。

グレードの高いターコイズを用いたピンズとリング。右は伝統的なナジャ、リングはサボテン。右/¥72,600_、左/59,400_

美しいマトリックスが入ったターコイズを用いたヴィンテージのバングル。シルバースミスの高い技術とセンスが融合。¥462,000_

ヴィンテージジュエリーの修理も可能

ネイティブアメリカンコミュニティと積極的に交流し、その伝統や技術を正しく伝えることを目的するCORNERSでは、その一環としてヴィンテージジュエリーの再生を行っている。シルバーの折れやサイズ調整、取れてしまった石のセッティングなど、できるかぎりのリペアを行う。エキシビションのみでの受付なので、お見逃しなく。

【問い合わせ】
CORNERS
info@corners-tokyo.jp
instagram @corners_official

(出典/「CLUTCH Magazine VOL.99 2025年5月号」)

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