100年の時を超えていま蘇る、「PREQUEL(プリクエル)」のスタンドカラーシャツ。

2024年秋、新たなブランドが誕生した。その名は「PREQUEL(プリクエル)」。商品開発の根底を支えるのは100年前のフランスで実際に使われていた生地の見本帳である。そこに貼られているサンプル生地を日本の職人たちによって、忠実に再現するところからすべてが始まる。再現された生地は、当時の香り漂うアイテムへと縫製されていく。類を見ないコンセプトを持ったPREQUELは現代と100年前を繋ぐタイムマシーンのようなブランド。世界を見渡してもライバルはいない。

新ブランド「PREQUEL」誕生!

PREQUELとは、「物語の前の話」を意味する映画用語で、日本語では「前日譚」と訳される。過去の時代に息づいていた服のでティテールを現代のファッションに蘇らせ、更なるストーリーを展開する。目を付けたのはファブリック。歴史の中に埋もれていた部分を紐解き、新たな物語を紡ぎ出すことで、時代を超えた新たなプロダクションへと発展させる。こうして、魅力あふれる製品が完成するのだ。

原点となっているのはおよそ100年前のフランスの生地見本帳。膨大なサンプルがある中で厳選した生地を徹底的に分析し、熟練の職人技と最先端の技術を融合させて、新たな価値を宿した生地を蘇らせる。ヴィンテージデザインを忠実に再現するだけでなく、ヴィンテージらしい雰囲気や風合い、手触りにまでこだわった、「新しい生地」は、存在感と個性に満ち溢れた特別な素材となる。

途方もないプロセスを経て完成した生地は、PREQUELの製品として縫製されるだけでなく、生地ブランドとして海外のマーケットにも展開されていく。生地に自信があるからこその新しい展開と言えるだろう。

ヨーロッパにあって、日本にはないもの。それは洋服の歴史。

日本にあってヨーロッパにないもの。それは区別がつかないほどの再現性を持った技術力。

この両者を繋ぎ、新たな物語を綴ることがPREQUELの目指した高尚な役割なのである。まさに、国境を越え、時代を超えた先に誕生したのが、このブランドの生地であり、プロダクツである。PREQUELを着るということは、文化の継承者になると言っても過言ではない。

PREQUELが綴る第一章として誕生したスタンドカラーシャツ。新品でありながら、古いヨーロッパのデイリーウエアを見ているような錯覚に陥る。単なるデザインだけでは、こうはならないことを理解いただけるだろう。¥27,280_

PREQUELが所蔵する100年前のフランスの生地サンプルが一冊にまとめられた見本帳。そこにはデザインが描かれているのではなく、生地の実物が無数に貼られている。眺めているだけでも当時の世の中を空想できる夢のようなシロモノ。

PREQUELが掲げるモットーが、「HOMAGE TO 100 YEARS OLD」。つまり100年という歴史へのオマージュだ。これこそヘリテージスタイルと言えよう。

【問い合わせ】
PREQUEL
Tel.072-900-2806 https://prequel.jp/

(出典/「CLUTCH Magazine 2025年2月号 Vol.98」)

この記事を書いた人
CLUTCH Magazine 編集部
この記事を書いた人

CLUTCH Magazine 編集部

世界基準のカルチャーマガジン

日本と世界の架け橋として、国外での販路ももつスタイルカルチャーマガジン。本当に価値のあるモノ、海外記事を世界中から集めた、世界基準の魅力的コンテンツをお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

アイヴァン史上初の完全復刻。“ヒストリック コレクション”誕生の裏側に迫る!

  • 2026.05.22

「アイヴァン」2026年春夏の新コレクションとして突如発表された“ヒストリック コレクション”。これまでにもアーカイブを現代に甦らせる試みは幾度か行われてきたものの、どれも細やかなアップデートが施されていた。文字通りの“完全復刻”は今回が初となる。 アイヴァンには立ち返るべき原点がある どこぞのヴィ...

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

Pick Up おすすめ記事

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

アイヴァン史上初の完全復刻。“ヒストリック コレクション”誕生の裏側に迫る!

  • 2026.05.22

「アイヴァン」2026年春夏の新コレクションとして突如発表された“ヒストリック コレクション”。これまでにもアーカイブを現代に甦らせる試みは幾度か行われてきたものの、どれも細やかなアップデートが施されていた。文字通りの“完全復刻”は今回が初となる。 アイヴァンには立ち返るべき原点がある どこぞのヴィ...

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

ロンドン生まれのアイウエアブランド「CUBITTS」が日本に本格上陸! 人気の秘密に迫る。

  • 2026.05.19

英国・ロンドン生まれのアイウエアブランド「キュービッツ」。日本へ本格上陸したばかりでまだ多くを知られていない、その全容を紐解く。 ロンドン生まれ質実剛健な実力派 2013年にロンドンで創業、2025年に日本へ本格上陸を果たした「キュービッツ」。本国では、新鋭ながら圧倒的な知名度を誇り、ビスポークも手...

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...