ROLLING DUB TRIOの新作ブーツができるまで。Vol.01

  • 2024.10.14

世界中のブーツファンを虜にしているROLLING DUB TRIO。彼らのブーツがどのようにデザインされ、この世に誕生するのか。今回から3回にわたって、その秘密に迫ってみようと思う。代表の徳永勝也氏の脳内に湧き起こるインスピレーションが、あの美しくも猛々しいブーツへと変貌を遂げるそのプロセスの中に、ROLLING DUB TRIOのブランド哲学が隠されているに違いない。

あらゆる方向からブーツを追求する。

「挑戦し続けるブーツブランド」 ROLLING DUB TRIOを表現するときに、これほどしっくりくる言葉は他に見つからない。アメリカンワークブーツをベースにしたかと思えば、ドレスシューズのエッセンスを散りばめたり、エキゾチックレザーを採用したりと、あらゆる方位から“ブーツ”というものを追求するその姿勢は、まさに孤高の存在と言ってもいい。

ROLLING DUB TRIOのブーツ作りは、まず代表の徳永勝也氏のラフスケッチから始まる。ヴィンテージをベースに、自由に思考の海に漂い、インスピレーションを高めていく。イメージが固まり、ラフスケッチを描いた後にデザイン画に落とし込み、型紙を作っていく……。

今回から3回に渡り、徳永氏のブーツ作りの裏側に追っていく。ROLLING DUB TRIOのブーツが、どのようにして産声をあげるのか。サンプルを作ったはいいが、まだ納得が行っていないという「グリフィン・ラインマン」に手を加えていくところから、彼の靴作りを見ていこうではないか。

4カ月前に作ったという「グリフィン・ラインマン」のサンプル、そして写真上はそのラフスケッチ。ラストや製法は従来のグリフィンシリーズを踏襲し、ホースバットを使用して製作。通常、サンプルは2回作るという。

1回目はラフに、2回目は細部を煮詰めて。このラインマンのサンプルは1回目だが、自身では納得がいっていないという。

「ラストを変えてもいいかなと思ってるんです」と徳永氏。形が変われば使いたい素材も変わってくるという。このブーツが今後どんな変貌を遂げるのか、楽しみだ。

サンプルを作ったら、自社工場のスタッフに実際に履いてもらい、チェックしていく。フィット感、履き心地、デザインのバランス……スタッフが集まり、感想やアイデアを述べていく。

スタッフが履いた状態で、全体のバランスを確認し、修正点を見出していく。ステッチの位置やコバのステッチなども徹底的に見直す。

実際にテープを貼ってステッチのラインを修正。「羽根の開きも修正して、もう少し広げたい」と徳永氏。「これはイタリアのホースバットを使ってますが、コードバンもアリですね」

昔のブーツのカタログなどを眺めながら、アイデアを膨らませていく徳永氏。スケッチは夜に描くことが多いのだとか。時にはウイスキーを飲みながら筆を走らせることも。

【DATA】
THE BOOTS SHOP
https://thebootsshoponline.com/

(出典/「CLUTCH Magazine 2024年11月号 Vol.97」)

 

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部