いわゆるアンティークの世界では、いろいろなカテゴリーで価値基準がある程度確立されてはいるけれど、そんな世間のものさしではチョイスしないのがデザイナー。
新しいモノでも旧いモノでも自分目線のものさしを大事にしているスティーブンソンオーバーオールのデザイナーである多賀谷さん。彼の古着やアンティークの選び方は、一般的な価値ではない、その独特な審美眼も含めて参考になる。
アメリカや日本など、訪れた地で手に入れた逸品たち。
May Fair Chimayo Jacket
ロサンジェルスで開催されるヴィンテージイベント「インスピレーション」で出会ったチマヨジャケット。ひと目惚れで手に入れたアイテムで、何と言ってもその色味を見たときにピンと来たから。人の手で作られたモノだからこそ出る色の温かみを感じる。こういう出会いが買い物の楽しみだ
Vintage Toy Car
カリフォルニアはパサデナにあるシティカレッジで毎月開催されるフリーマーケットに行ったときに出会ったミニカー。小さなテーブルにアンティーク小物を並べているおっさんのブースで発見。こういうモノは1台ではなく、複数台並べて置くと雰囲気が出る。詳しい年代はわからないが、クルマのフォルムやオール金属製であることから、1920~1930年代のモノかなと
L.L.Bean Leather Case
レザーの経年変化や旧い時代だとわかるヴィンテージファスナー、それにファスナーテープの経年変化など、すべてにおいて絶妙な雰囲気を出しているL.L,Beanのレザーアイテム。旧いものだけが持っている風格というか、色味というか、新品では出せない魅力は私の心をくすぐる。織りネームのデザインから推測すると、1930~1940年代のものらしい
Vintage Circus Poster
あるアンティーク店で、昔のサーカスのポスターを額装しているのを見かけてすぐに感化され、同じようにインテリアとして飾りたいと思ってすぐに何枚か手に入れた。思い立ったらすぐに動きたい性格。そのなかでもこのARTHUR BROS.のものは、どのポスターも鮮烈な配色やデザインが特徴で、その迫力すら感じるデザインが気に入っている
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