本物のオールドアメリカンスタイルを愛する者が集まる「バーバーショップ マーキーズ」|神奈川・平塚

映画のワンシーンからヘアスタイリストとしてのポリシーが生まれたというオーナーの長田 誠氏が営む「Barber Shop Marky’s」。徹底してオールドアメリカンバーバーを追求し、ヘアスタイル、ショップデザインに取り入れている。そのこだわりに共感するゲストたちが集う店だ。

ブーム以前から手探りで憧れのオールドアメリカンバーバーを追求。

修業時代から一貫してアメリカのバーバースタイルにこだわってきた長田氏。愛用するユニフォームも旧いアメリカのバーバーウエアを当時のカタログからおこしたもの

映画『レザボア・ドッグス』で、銀行強盗で逃走した男がアジトで髪を無造作に櫛で整え直すシーンがある。そんな何気ない所作がヘアスタイルの原点だと語るのはMARKY’Sの代表・長田 誠氏。ここではセットにドライヤーを使わない。その理由は、いつでもどこでも気軽にセットし直せる髪型でなければ意味がないと考えるからだ。

「バーバーでガッチリ決めても、明日から再現できないスタイルはリアルじゃないですから」

昨今のバーバーブームがおこる遥か以前からアメリカのバーバースタイルに憧れ近づこうとした長田氏。フェードという言葉すら日本に馴染みが薄かった時代、カリスマ美容師が全盛の中、手探りでやってきた自負もある。

「映画や雑誌などにちらっと出てくる道具やポマードなどを調べてはアメリカから直接買い付けたり。当時は、試行錯誤でしたね。だから、今後ブームがどうなろうとも、僕はこのスタイルを変えずにずっと続けていきますよ」

「Barber Shop Marky’s」代表・長田 誠さん|’09年に海老名で開業し、’17年に平塚に移転。10代の頃、原宿のCREAM SODAの洗礼を受け’50sに染まる。以降旧いアメリカンカルチャー一筋。ボクシングとタトゥーが好き
若い世代に人気のあるスキンフェードだが、大人の男性にも似合う。仕上げはタオルドライのみで、ドライヤーを使用ぜずポマードのみで仕上げるのが長田氏の流儀だ
バリカンもアメリカ製にこだわる。以前は代理店もないため直接コンタクトをとって仕入れていたことも。メインで使う右のバリカンはWAHLのMagic Clip。軽く使い勝手も抜群

Barber Shop Marky’s」の内部を紹介!

クラシカルな佇まいのバーバーチェアはTAKARA BELMONTの旧いモデル。左端の木製サインポールや剃刀のオブジェはエビスのオーナー飯田氏が製作したハンドメイドだ。

バーバーの壁面には懇意にしている名古屋THUNDER ALLEY TATTOO CLUBMANO氏から頂いたタトゥデザインの下絵をはじめ、様々なタトゥモチーフが額縁に飾られている。

映画は長田氏の大事なソース。右のサインポールはアメリカのMarvy製で回転が日本のものより遅いのが特徴で本国から取り寄せた。

千葉の理容室Hillbi lly Cutから開業祝いに頂いたサインボードはオーナーのToshi氏の友人がオーダーで製作したもの。Toshi氏は長田が敬愛する兄貴的存在。

奥の時計は開業時に東京神田のTHE BARBA TOKYOのオーナーTOM氏からお祝いに頂いたサンバーストクロック。天井からは名作スプートニクランプが吊るされていた。

「絶対に店に飾りたかった」という’50年代のヴィンテージシャドーボックスは、昨今は値段も高騰中。ウォールシェルフと鏡を兼ね備え’50年代ならではのデザインがお気に入り。

相模湖にあるIshiwata’s Cut Service繋がりのイラストレーターが描いた作品は、長田氏が熱中するボクシングがモチーフ。The Contenderとは王者挑戦権のあるランキング1位を意味する。

同業であるWOLFMAN Barber Shopの曽原氏は長田氏と同級生。本人から開業時にもらった真鍮のフェザーウェイト。共にオールドアメリカンバーバーの世界観を追求する同士である。

この記事を書いた人
CLUTCH Magazine 編集部
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