「BILTBUCK」Director・西崎智成さん
レザープロダクツを軸に展開するBILTBUCKに加え、WEARMASTER、ARTTRACTION SPORTOGSなど、複数レーベルを手掛けるATTRACTIONSの代表。
見た目以上に機能性の高さにも惚れた。
初めてレザージャケットを作ったのが2010年。最初はクロムのレザーで作ったダブルのスポーツジャケットだった。仕上がった感動こそあったが、ホースのヌメ革で作りたいと思うようになり、同時に若い頃に衝撃を受けた熊ジャンの創作意欲に燃えたという。
「10代の頃、圧倒的なインパクトのヴィンテージの熊ジャンが気になり、先輩たちが着ているのを見て、一気に好きになりました。またムートンは飾りではなく、表面冷却を防ぐものだと理解り、保温性の高さにも衝撃でした。初めて熊ジャンを作ったのは2011年。ムートンを縫うこと自体が難しいなど、何もわからない状態からのスタートで、バックルやリブを先に作ってメーカーさんにこれで作ってください! みたいな。最初は仕上がった熊ジャンを見て、『これ誰が着るの(笑)』という声をたくさんいただきましたが、それでも毎年作り続けて11年。ようやく定着してきた気がします」
BILTBUCKが手掛ける“熊ジャン”。
美しい艶を生むラッカー仕上げを施したフルベジタブルタンニング・ホースハイドと上質な部位のみを選定したハイグレード・シープムートンを使用。20万6800円
ヌメ革のホースハイドならではの経年変化が大きな魅力。密に揃った肌触りの良い毛並みは高い保温性を約束する。ハトメエンドのHOOKLESSやWALDESジッパー。¥217,800
トナカイヘアを贅沢に使用した唯一無二なジャケット。ウール化繊混の撚り杢ツイードライニングにインナーリブ、インナーポケットなどモダンヘリテージな仕上がり。¥495,000_
【DATA】
Attractions
Tel.03-3408-0036
https://attractions.co.jp
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「CLUTCH2022年10月号 Vol.87」)
Phoro by Takahiro Mori 盛孝大 Texy by Tamaki Itakura 板倉環
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