パンクロックに愛された、英国生まれのライダースジャケット「LEWIS LEATHERS」のフラッグシップモデル。

1970年代に活躍したパンクロッカーたちがこぞって着用し一気に脚光を浴びることとなったライダースジャケット。本来、バイク乗りたちのために作られたジャケットが瞬く間にファッションへと昇華したジャケットの歴史的にも大きな転換期となったはずだ。そのカルチャーを長年、牽引してきたのがLEWIS LEATHERSだ。

音楽とファッションを結びつけたパンクロック。

ニューヨークに始まり、ロンドンへと飛び火し、音楽シーンに稲妻を走らせるような衝撃を与えたパンクロック。セックス・ピストルズやラモーンズが代表格のアーティストとして知られている。彼らが社会に与えた影響は音楽同様激しく、アートやファッション、ライフスタイルまで浸透していった。

特にロンドンでは、パンクファッションへの傾倒が顕著で、街にはアーティストと同じファッションに身を包む若者たちに溢れ、パンクファッションというひとつのカルチャーを築き上げた。元々ニューヨークで生まれたパンクだが、1970年代にファッションとして成長させていったのはロンドンの功績が大きいはず。

その台風の目になっていたのが、英国生まれのLEWIS LEARHERS。フラッグシップモデルであるライトニングとサイクロンは、これまでも数々のアーティストや著名人たちからも愛用され、今もなおパンクロックを象徴するアイテムとなっている。

LIGHTNING No.391 ¥198,000_

ブランドを代表するモデルで、長い歴史を持ち定番として愛されてきたライトニング。ザ・クラッシュのジョー・ストラマーが愛したジャケットとしても広く知られている。同じダブルのジャケットでもサイクロンとはベルト位置やポケットデザインなども異なる。

DOMINATOR No.551 ¥198,000_

セックスピストルズのシド・ヴィシャスが着用したことで人気に火がついたドミネーター。襟付きシングルの4つポケットが装備されたライダースジャケットで、フロントファスナーによってバイクのタンクを傷つけないように裾にはウエストベルトがつけられている。

IGGY POP’S JACKET ¥305,800_

1973年に発表した IGGY & THE STOOGES『RAW POWER』内のブックレットにて、イギー・ポップが着用していたジャケットの復刻。当時と同じアーティストによって描かれたいまにも飛びかかってきそうなレオパードのリアルなグラフィックが印象的。当時の質感と似た光沢の革を使用している。

【DATA】
Lewis Leathers Japan
Tel.03-6438-9215
https://www.lewisleathers.jp

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「CLUTCH2022年10月号 Vol.87」)

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