CLUTCH Magazine編集部が教える、フィレンツェで訪れるべきセレクトショップ【前編】

  • 2021.11.01  2017.02.17

イタリア・フィレンツェの街は、アルノ川を挟んで北と南では雰囲気が変わる。北は歴史的建造物やハイブランドのショップが集まり常に観光客で賑わい、南は小さなレストランやショップが集まり、下町情緒にあふれている。今回は、アルノ川を南側に渡ってすぐのエリアにある2店のセレクトショップを第二回にわたって紹介する。第一回目はおしゃれエリアに並ぶ、『DEXTER』

ヴィンテージをイメージした新鋭ブランドに出合える『DEXTER』

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元々ヴィンテージコレクターであったオーナーのマルコ・メアッチによって2010年にオープン。彼の友人であるオウケット・ティトーニによるカジュアルウエアブランドv.v.by Kidzのアイテムや、TELA GENOVAのデニムなど、ヴィンテージをイメージソースとして生産される新鋭ブランドを中心に展開する。

店で取り扱うアイテムを一部ご紹介

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フェード加工が美しいTELA GENOVAのデニムは、サイズ展開も豊富に揃う。
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こちらのデニムジャケットはv.v.by Kidzのものでワークジャケットながらカッティングや繊細なステッチにはテーラードの精神も感じられる。
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その他には、ストックも豊富なRed Wingのシューズ、イタリアンメイドのdeperluのシャツやdue BRAGHEのパンツなど厳選した良質なブランドのみが置かれている。

オーナーが買い付けたヴィンテージも販売

また、店内に飾られるヴィンテージは、全て売り物でオーナーが買い付けたもの。1940年代から’80年代の状態の良いアイテムを買い付け、出来るだけ天然素材を使用した物を厳選して販売している。外からも見え、ディスプレイされる入り口のトルソーは2、3週間おきに入荷する新しいヴィンテージに変えて販売している。
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取材に訪れた際は、こちらのフランス軍のモーターサイクルコートが店頭にディスプレイされていた。’40年代のもので、状態が良い。トルソーに斜めがけされたバッグは、1936年にスイス軍に支給された麻のバッグをリメイクして作られた、自身のブランドThe Good Sideの物。ベジタブルタンニンレザーを使用したレザー部分と合わせて全て職人の手で組み立てられる。
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こちらは‘70年代デンマーク軍のフィールドジャケット。100%コットンで、両肩部分にはエポレット付き。
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左はスイス軍のデニムワークジャケット、右はデニムワークパンツで、どちらも’40年代後半から’50年代初期の物。良質なヴィンテージアイテムは、自身のコレクションとは別に、販売用としてイタリアなどヨーロッパ全土で仕入れて来る。

オーナー自身のブランドThe Good Sideのアイテムも

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また、店のオープンと同時にスタートさせたオーナー自身のブランドThe Good Sideのアイテムも多数並ぶ。ヴィンテージコレクションの数々を元に、デニムやチノパン、ジャケットなどを現代風にアレンジした商品を展開している。店内中央のテーブルに置かれたハットはJAB POWERのハットでイタリアのクラシックなデザインが特徴的である。バッグはヴィンテージの生地をリメイクしたThe Good Sideの物。
店内は決して広いとは言えないが、奥には居心地の良い試着スペースもあるのでゆっくりと買い物することができる。ミリタリーやワークウエアを中心に選び抜かれたヴィンテージアイテムと新品ブランドの両方を組み合わせたセレクトで、一挙両得感の味わえるお店である。また、オーナーとヴィンテージの話をすることも楽しみのひとつと言えるだろう。
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●DEXTER
住所:Via Maggio,7,50125 Firenze,Italy
営業時間:10:00~13:00、15:30~19:30
Closed on Sunday and Monday morning(2月、8月は日曜休)
Tel:+39 055 274 1505
Instagram Account @dexter_store_firenze
(Photo&Text by CLUTCH Magazine編集部)

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2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

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