ヴィンテージをイメージした新鋭ブランドに出合える『DEXTER』
元々ヴィンテージコレクターであったオーナーのマルコ・メアッチによって2010年にオープン。彼の友人であるオウケット・ティトーニによるカジュアルウエアブランドv.v.by Kidzのアイテムや、TELA GENOVAのデニムなど、ヴィンテージをイメージソースとして生産される新鋭ブランドを中心に展開する。
店で取り扱うアイテムを一部ご紹介
フェード加工が美しいTELA GENOVAのデニムは、サイズ展開も豊富に揃う。
こちらのデニムジャケットはv.v.by Kidzのものでワークジャケットながらカッティングや繊細なステッチにはテーラードの精神も感じられる。
その他には、ストックも豊富なRed Wingのシューズ、イタリアンメイドのdeperluのシャツやdue BRAGHEのパンツなど厳選した良質なブランドのみが置かれている。
オーナーが買い付けたヴィンテージも販売
また、店内に飾られるヴィンテージは、全て売り物でオーナーが買い付けたもの。1940年代から’80年代の状態の良いアイテムを買い付け、出来るだけ天然素材を使用した物を厳選して販売している。外からも見え、ディスプレイされる入り口のトルソーは2、3週間おきに入荷する新しいヴィンテージに変えて販売している。
取材に訪れた際は、こちらのフランス軍のモーターサイクルコートが店頭にディスプレイされていた。’40年代のもので、状態が良い。トルソーに斜めがけされたバッグは、1936年にスイス軍に支給された麻のバッグをリメイクして作られた、自身のブランドThe Good Sideの物。ベジタブルタンニンレザーを使用したレザー部分と合わせて全て職人の手で組み立てられる。
こちらは‘70年代デンマーク軍のフィールドジャケット。100%コットンで、両肩部分にはエポレット付き。
左はスイス軍のデニムワークジャケット、右はデニムワークパンツで、どちらも’40年代後半から’50年代初期の物。良質なヴィンテージアイテムは、自身のコレクションとは別に、販売用としてイタリアなどヨーロッパ全土で仕入れて来る。
オーナー自身のブランドThe Good Sideのアイテムも
また、店のオープンと同時にスタートさせたオーナー自身のブランドThe Good Sideのアイテムも多数並ぶ。ヴィンテージコレクションの数々を元に、デニムやチノパン、ジャケットなどを現代風にアレンジした商品を展開している。店内中央のテーブルに置かれたハットはJAB POWERのハットでイタリアのクラシックなデザインが特徴的である。バッグはヴィンテージの生地をリメイクしたThe Good Sideの物。
店内は決して広いとは言えないが、奥には居心地の良い試着スペースもあるのでゆっくりと買い物することができる。ミリタリーやワークウエアを中心に選び抜かれたヴィンテージアイテムと新品ブランドの両方を組み合わせたセレクトで、一挙両得感の味わえるお店である。また、オーナーとヴィンテージの話をすることも楽しみのひとつと言えるだろう。
●DEXTER
住所:Via Maggio,7,50125 Firenze,Italy
営業時間:10:00~13:00、15:30~19:30
Closed on Sunday and Monday morning(2月、8月は日曜休)
Tel:+39 055 274 1505
Instagram Account @dexter_store_firenze
(Photo&Text by CLUTCH Magazine編集部)
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