長渕剛『Black Train』のMVに出演。美観と高性能を兼ね備えたスパルタンなチョッパー

カリフォルニア州ロサンジェルス郡南部、ハワイアンガーデンズに店を構える「ホグキラーズ」。福岡出身のアキさんが営むカスタムショップだ。このマシンはアキさんの長年の顧客であり、友人であるジム氏のために作った一台。

社外ソフテイルフレームで仕上げるニュースクールショベルチョッパー

「彼は僕より年上で、以前腰を痛めたこともあったと聞いたので、サス付きのチョッパーにしようと思ったんです。せっかく作るなら変わったことをやりたいと思って、ソフテイルフレームにショベルを積むことを思いつきました」

理想のネック角の追求、そしてワイドタイヤを履くため、フレームメーカーに一点物のソフテイルフレームをオーダーしている。ネック位置は4インチアップ&2インチロングで、そこにセットアップされた6インチオーバーのフォークと相まって、チョッパー然としながらもコントローラブルな印象だ。シルバーのフレームにワインレッドの外装が鮮やかに映える。

98 cuのエンジンに6速ミッション、リアサスにはショットガン製のエアサスを装着するなど、走りの面も抜かりないこの一台は、長渕剛氏の楽曲『Black Train』のミュージックビデオに出演。ネバダの砂漠を疾走する姿は一見の価値ありだ。

text&photo/K.Matsumoto マツモトカズオ
問い合わせ/ホグキラーズ https://www.hogkillers.com/

1999 Uncle Jim’s Side Chick

ネック角にこだわったというオリジナルフレームに、短すぎず長すぎず、適度なレングスの6インチオーバーフロントフォークのセットアップが絶妙!

リアホイールは16インチ、200ワイドのファットなタイヤを履く。ホイールはフロントと同じくシニスター製のファットスポークを選択。エキゾーストパイプは旧いチョッパーの雰囲気を好むというオーナーからのオーダーでドラッグパイプをワンオフで製作している。

シートはオーナーのジムさんが自ら張ったというソロシートを装着。バレル型のオイルタンクはホグキラーズのオリジナル。同店のマシンには定番のパーツだ。

フロントは21インチ。ホイールはシニスターの代名詞であるファットスポーク。ブラックのスポークが足元を精悍に引き締める。フロントフェンダーはWCC製。

60~70年代に定番の内燃機カスタムであったツインプラグ化を施し、さらにケース等をS&S製に換装した排気量98cuのホットなショベルモーター。キャブはS&SのEキャブをチョイス。

トリプルはホグキラーズ製39㎜ツリー。ハンドルも同じく同店のオリジナルであるボブキャットバーをチョイス。6インチオーバーという適度な長さのフォークでコントローラブルな印象に。

ガスタンクはニュースクールチョッパーの定番WCC製Villainタンク。美しいワインレッドの塗装はホットドッグ・カスタムズが手がけている。

2次ドライブはBDL製1.5inオープンプライマリー。セル付きのため始動もイージー。フットコントロール系はPM製。クロムがまぶしいセクションだ。

ツインプラグ化に伴い2連となったコイルのカバーにイグニッションスイッチを配置。トランスミッションはULTIMA製の6速ミッションを搭載。クラッチは油圧化し、PM製のクラッチカバーに換装。

(出典/「CLUB HARLEY 2024年10月号」)

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