【調査報告⑤】アルファベット名はほぼ一緒「XL1200N」とは何が違う!?
アイアン1200には、実は「XL1200NS」という呼称も存在する。社外カスタムパーツの適合表記や中古車市場でもこのアルファベット名で表記されることが多いのでご存じの方も多いだろう。だが、「XL1200N」という名前も存在し、中には「これはアイアン1200なの!?」と、混同してしまう人も少なくないハズだ。このXL1200Nは「ナイトスター」というモデルを指す。もとを辿れば、XL883Nアイアン883のルーツであり、兄弟車ともいえる存在なので、アイアン1200とは違うものの遠くもないという、とても紛らわしい存在。では一体何が違うのか!? あらためて比較してみると、ハンドルやビキニカウル以外は結構似ているかも!?
【2008〜2012】XL1200N ナイトスター

ローダウンシルエットにカット加工を施したようなショートタイプのリアフェンダーなど、アイアン883によく似たフォルムながら、それよりも早くにデビューしたモデル
リアショック
アイアン1200

ナイトスター

どちらもショートタイプながら、アイアン1200は衝撃吸収性能だけでなくダンピング性能も向上したタイプを採用。プリロード調整も無段階で細かく設定できるようになった。
フロントフォーク&ホイール
アイアン1200

ナイトスター

ホイールがスポークとキャストという違いしかないように見えるが、実はフロントフォーク内部はカートリッジ式に。ブレーキはABSになりローターとキャリパーも変更された。
エンジンの仕上げ&エアクリーナー
アイアン1200

ナイトスター

腰下が独特なグレー仕上げのナイトスターに対し、プッシュロッド以外をブラックとしたアイアンのエンジン。エアクリーナーもシンプルなラウンドタイプを採用している。
ソロシートの形状
アイアン1200

ナイトスター

ナイトスターは足つき性を重視したシートを採用。これに対してアイアンは、ガンファイター風で、座面にはダイヤモンド柄のステッチを配した、カスタム感の強いデザイン。
【調査報告⑥】デビュー以降に加えられた変更点は!?
2018年の登場以降、大きな変更点といえばカラーリングぐらいだったが、最後の2021年モデルではスポーツスター全車種がキーレスに。これに伴ってフレームのネック部にあったキーシリンダーが廃止されたほか、セキュリティシステムも標準で搭載された。
〜2020年モデル

2021年モデル

調査結果
販売期間が3年半と短いため、「フォーティーエイト」や「アイアン883」と比べてタマ数は少ないものの、現在中古市場には潤沢に流通しているため悲観するほどではない。とはいえ、人気車種ゆえに回転率がほかのモデルより早く、ノンビリしていると売り切れてしまうので注意。2020年以前の個体で180万ほど、それ以降のモデルは200万円オーバーぐらいの価格帯で推移しているが、今後の流通数によっては価格が上昇していくことも十分考えられる。
プレミア度:★★★★☆
お買い得度:★★☆☆☆
審美眼必要度:★★☆☆☆
(出典/「
text/T.Amemiya雨宮武 photo/T.Masui増井貴光