【馬】FN-LJ-HS005 SINGLE RIDERS JACKET
世界でも数少ない馬革専門タンナーである「新喜皮革」。世界の高級革を陰で支える日本の職人集団ともいわれる彼らに、フラットヘッドが求めた“50年代の馬革”を再現してもらうべく特注したのが20数年前。それが現在も続くベジタブルタンニンなめし、セミアニリン仕上げ、茶芯仕様の馬革だ。

バイク用を想定したライダースがもつ本格的なディテールを踏襲しながらも、タイト&ショートのフラットヘッドらしいシルエットに仕上げることで、タウンユースにも対応できるよう設計。ツーリング時の快適さと、街用の着こなしにもなじむファッション性を兼ね備えた、ハイブリッドなシングルライダースだ。28万6000円〜

【鹿】FN-LJ-DS005 SUNSET TRAIL LEATHER JACKET
1857年に創業し、現在も伝統製法を守り続ける鹿革専門タンナー「藤岡勇吉本店」。そんな名門とフラットヘッドが手を組んだのは、まだブランドデビュー間もないころ。長年共に鹿革を開発し、ようやく辿り着いた答えは渋なめしの素仕上げ。ベストをはじめ数々の名作を生み出した傑作レザーだ。

この秋、フラットヘッドの鹿革ラインに30年代のスポーツジャケットをモチーフにした新作が登場する。柔らかく伸縮性の高いディアスキンだからこそ作れる絶妙なフィッティングで、デザイン性と着心地を両立させた秀逸なシルエット。紫の裏地もヴィンテージにならった仕様で、細部まで時代感を再現した一着だ。
31万9000円〜


胸ポケットはやや角度のついた配置に。チェーンジップもヴィンテージの時代感に合わせたデザインを採用。カフスには水牛の角を削り出して作ったボタンが縫い付けられる。旧き良き時代を感じさせるディテールだ。
【鹿】FN-LV-DV001 DEER SKIN VEST

いまやレザーベストの定番として、革好きから絶大な支持を得ているフラットヘッドのディアスキンベスト。程よい深さのVゾーンや、軽く絞られたウエストといった秀逸なデザインが人気の秘密。通気性&吸湿性が高いディアスキンの特性も相まって、春夏だけでなく、冬のインナー使いとしも重宝するレザーラバーの必需アイテムだ。18万7000円〜

ボタンはグローブをしたままでも留めやすいスナップ仕様。バイク乗りのために向けた細かな心遣いがうれしい。

ウエストにはアジャスター用のローラーバックルが備わる。鉄製に真ちゅうメッキを施したオリジナルパーツだ。
【鹿】FN-LJ-DW001 DOUBLE RIDERS JACKET

革の中でも吸湿性や保温性など優れた性質をもつ鹿革で、クラシカルなDポケライダースを仕立てた実験的な一着。重厚な革が使われることが多い時代のヴィンテージをサンプリングしているが、鹿革に置き換えることで軽快な着心地へとアップデート。ツヤ消しの表情も相まってモダンな印象も醸し出している。2着目のライダースを探している人こそオススメしたい玄人向けモデルだ。

フラットヘッドの革ジャンはレーヨンカルゼと呼ばれる滑りのよい生地を使用している。カラーリングは鮮やかなレッドが標準色だ。

旧き良き革ジャンの証しのDポケット。ディテールのルーツは飛行服で、ヴィンテージ好きなら一着は持っておきたい秀逸デザイン。
【馬】FN-LJ-HS004QUILTING SINGLE RIDERS JACKET


冒頭で紹介している馬革のシングルライダースをベースとし、ワキ腹部分にキルティングステッチを施したカスタム仕様。転倒時などの衝撃吸収はもちろん、デザイン面でも個性を強めたフラッグシップモデルだ。縫製はフラットヘッドの自社工房「ストックバーグ」の職人たちの手仕事によるもので、プレミアム感も堪能できる。30万8000円〜

膨らませ過ぎず、薄すぎず、という絶妙な塩梅のレザーキルティング。職人の熟練した技術が光るディテールだ。

フラットヘッドの革ジャンのステッチは、太い茶色の糸で縫製される。茶芯とも相まって味わい深く変化する。
【問い合わせ】
フラットヘッドネクスト
TEL026-275-6666
https://www.flat-head.com/
(出典/「
text/K.Sakamoto 坂本桂樹 photo/N.Abe 阿部宣彦
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