国内外で評価を得る名店が魅せる秀逸なバランス感覚
「『4速はリジッドみたいにカッコよくならない』って思っている人も多いけど、4速の美点を活かしたチョッパーも作れるんです」と話すビルダーの井上さん。
その言葉通り、完成したマシンは均整の取れた隙のない仕上がり。
「オーナーさんには何度も店に足を運んでもらって、ポジション合わせやパーツチョイスをしていきました。お客さんと一緒に作り上げた一台ですね」
その構造から、ときに野暮ったくなりがちな4速チョッパーだが、ビルダーの手腕次第でクールなマシンに変貌するのだ。その好例と呼べるマシンである。

「リボルトカスタムサイクルズ」代表・井上正雄
“1974 4Speed Shovel Chopper”

硬派なチョッパー専科という印象のあるリボルトだが、今作はその爽快なカラーも相まって軽快な雰囲気。8インチオーバーのフォークはオーナーのチョイス。その佇まいはリジッドチョッパーにも決して引けを取らない。


車体バランスやオーナーの体型に合わせ、既製品でなくワンオフ製作したコフィンタンク。描かれたブルーのアートワークが白いマシンに映える。塗装は「Big Sign」。
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