国内外で評価を得る名店が魅せる秀逸なバランス感覚
「『4速はリジッドみたいにカッコよくならない』って思っている人も多いけど、4速の美点を活かしたチョッパーも作れるんです」と話すビルダーの井上さん。
その言葉通り、完成したマシンは均整の取れた隙のない仕上がり。
「オーナーさんには何度も店に足を運んでもらって、ポジション合わせやパーツチョイスをしていきました。お客さんと一緒に作り上げた一台ですね」
その構造から、ときに野暮ったくなりがちな4速チョッパーだが、ビルダーの手腕次第でクールなマシンに変貌するのだ。その好例と呼べるマシンである。
「リボルトカスタムサイクルズ」代表・井上正雄
“1974 4Speed Shovel Chopper”
硬派なチョッパー専科という印象のあるリボルトだが、今作はその爽快なカラーも相まって軽快な雰囲気。8インチオーバーのフォークはオーナーのチョイス。その佇まいはリジッドチョッパーにも決して引けを取らない。
車体バランスやオーナーの体型に合わせ、既製品でなくワンオフ製作したコフィンタンク。描かれたブルーのアートワークが白いマシンに映える。塗装は「Big Sign」。
- 1
- 2
関連する記事
-
- 2025.08.28
4速フレームを生かした究極のチョッパー【ショベルカスタム、この一台!!】
-
- 2025.08.26
ビルダーと彫金師のスキルが宿るハンドメイドの造形美【ショベルカスタム、この一台!!】
-
- 2025.08.22
ほかにない存在感! ”グースネック”のショベルに首ったけ。
-
- 2025.08.21
何がそんなに面白い!? ボクがカスタム沼に落ちた理由。