デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。

【右】トラウザーズ2万2000円/エドウイン(エドウインTEL0120-008-503)、マウンテンパーカ7万9200円/シエラデザインズ(アリガインターナショナルTEL03-6659-4126)、クリケットセーター3万9600円/アラン ペイン、ポケットに入れたフィンガーレスグローブ1万4300円/ジョシュアエリス(真下商事TEL03-6412-7081)、BDシャツ3万9600円/インディビジュアライズドシャツ、ショルダーバッグ4万8400円/コッツウォルドアクエリアス(メイデン・カンパニーTEL03-5410-9777)、シューズ9万4600円/パラブーツ(パラブーツ青山店TEL03-5766-6688)、メガネ5万2800円/アヤメ(G.B.ガファスTEL03-6427-6989)、タートルネックカットソーはスタイリスト私物

【左】トラウザーズ2万2000円/エドウイン(エドウインTEL0120-008-503)、ブレザー6万9300円、BDシャツ1万6500円、肩に巻いたシャギードッグセーター3万3000円/すべてJ.プレス オリジナルス(J.プレス & サンズ 青山TEL03-6805-0315)、ニットタイ1万8700円(グラストンベリーショールームTEL03-6231-0213)、シューズ6万8200円/サンダース(サンダースジャパンTEL03-6231-0115)、ポケットに入れたメガネ4万9500円/ジュリアス・タート・オプティカル(G.B.ガファスTEL03-6427-6989)

【DENIM】ジャパンデニムの先駆者が作る綺麗に穿けるデニムトラウザーズ

1961年にジーンズの製造を開始した「エドウイン」。ジャパンデニムの代名詞ともいえる同ブランドにおいて、代表的なのは5ポケットのワークデニムだが、ドレッシーな型である2タックデニムにおいてもそのクオリティは折り紙付きだ。フロントには長さ違いの2本のタックが入り、腰回りはゆったり。そして裾にかけてテーパードの効いた美しいシルエットが際立つ。よりドレッシーなインタックを採用することで、アイビールックなどのトラッドな装いとも好相性だ。生地には、タテ糸にムラ糸、ヨコ糸にネップ糸を使用した11オンスのインディゴデニムを採用。ドレッシーなディテールとヴィンテージ感のあるデニムの表情が絶妙にマッチしている。2万2000円

正統派なアイビールックにはネップ感のあるデニムトラウザーズを

 【CORDUROY】“ヘビアイスタイル”のボトムスには温かみのあるコーデュロイパンツを

BEIGE

ジャパニーズアイビーの流行がひと段落した70年代に生まれたヘビーデューティアイビーは、文字通り由緒正しきアイビールックを軸に、アウトドアやスポーツを出自とするヘビーデューティ(=頑丈な)なアイテムを組み合わせたスタイル。その定番のボトムスに挙げられるのがコーデュロイパンツだ。シルエットやディテールは、上のデニムトラウザーズと同様。素材は9W(ウェル、1インチの幅に9つの畝があるの意)のコーデュロイを採用。9Wは中畝に分類され、光沢や存在感が強すぎないことからコーディネイトに取り入れやすいのが特徴だ。デニムと同じく国内工場で縫製されており、毛羽立たせることで温かみのある表情に仕上げている。2万2000円

OLIVE

ヘビーデューティアイビーには重厚感のあるコーデュロイパンツ一択

【問い合わせ】
エドウイン
TEL0120-008-503
https://edwin.co.jp

(出典/2nd 2025年11月号 Vol.214」)

この記事を書いた人
みなみ188
この記事を書いた人

みなみ188

ヤングTRADマン

1998年生まれ、兵庫県育ちの関西人。前職はスポーツ紙記者で身長は188cm(25歳になってようやく成長が止まった)。小中高とサッカーに熱中し、私服もほぼジャージだったが、大学時代に某アメトラブランドの販売員のアルバイトを始めたことでファッションに興味を持つように。雑誌やSNS、街中でイケてるコーディネイトを見た時に喜びを感じる。元々はドレスファッションが好みだったが、編集部に入ってからは様々なスタイルに触れるなかで自分らしいスタイルを模索中。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

【J.PRESS×2nd別注】こんなイラスト、二度と出会えない。 著名イラストレーターとのコラボスウェット。

  • 2025.10.21

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【J.PRESS×2nd】プリントスウェットシャツ【AaronChang】 アメリカにある優秀な8つの大学を総称して...

宮城県大崎市の名セレクトショップ「ウルフパック」が選ぶ「FINE CREEK」の銘品革ジャン4選。

  • 2025.10.31

宮城県大崎市に、ファインクリークを愛してやまない男がいる。男の名は齊藤勝良。東北にその名を轟かす名セレクトショップ、ウルフパックのオーナーだ。ファインクリーク愛が高じて、ショップの2階をレザー専用フロアにしてしまったほど。齊藤さんが愛する、ファインクリークの銘品を見ていくことにしよう。 FINE C...

渋谷、銀座に続き、ブーツの聖地「スタンプタウン」が東北初の仙台にオープン!

  • 2025.10.30

時代を超えて銘品として愛されてきた堅牢なアメリカンワークブーツが一堂に会するブーツ専門店、スタンプタウンが宮城県仙台市に2025年9月20日オープン! 東北初となる仙台店は北のワークブーツ好きたちにとって待望の出店となった。 珠玉の銘品たちがココに揃う。 ブーツファンが待ち焦がれた東北エリア初となる...

「BILTBUCK」の2025年は新素材によって既存モデルを再解釈した革ジャンに注目だ!

  • 2025.11.03

伝統と革新を往来しながら、レザーの魅力を追求するビルトバック。2025年のコレクションは、オリジナルレシピで仕立てた渾身の新素材によって既存モデルを再解釈。質感と経年変化、レザーの本質的な美学を磨き上げ、洒脱な大人たち〈Hep Cats & High Rollers〉へ贈る、進化であり深化の...

生きたレザーの表情を活かす。これまでになかった唯一無二の革ジャン、「ストラム」の流儀。

  • 2025.10.30

生きたレザーの質感にフォーカスし、“バーニングダイ”をはじめとする唯一無二のレザースタイルを提案するストラム。我流を貫き、その意思を思うがままにかき鳴らすことで、オリジナリティを磨き上げる孤高のレザーブランドだ。デザイナー桑原和生がレザーで表現するストラムのモノ作りの哲学、彼が革ジャンを通して描き出...

Pick Up おすすめ記事

【土井縫工所×2nd別注】日本屈指のシャツファクトリーが作る、アメトラ王道のボタンダウンシャツ発売!

  • 2025.10.07

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! トラッド派には欠かせない6つボタンのBDシャツ「6ボタン アイビーズB.D.シャツ」 アメリカントラッドを象徴するア...

宮城県大崎市の名セレクトショップ「ウルフパック」が選ぶ「FINE CREEK」の銘品革ジャン4選。

  • 2025.10.31

宮城県大崎市に、ファインクリークを愛してやまない男がいる。男の名は齊藤勝良。東北にその名を轟かす名セレクトショップ、ウルフパックのオーナーだ。ファインクリーク愛が高じて、ショップの2階をレザー専用フロアにしてしまったほど。齊藤さんが愛する、ファインクリークの銘品を見ていくことにしよう。 FINE C...

革ジャン職人が手掛ける、経年変化するレザーハット気にならない?

  • 2025.10.31

気鋭のレザーブランド「KLOOTCH」のレザーハットラインとしてスタートした「Brunel & Co.」独学のレザージャケット作りで磨いた革の感覚を、“帽子”という舞台で表現する──。自らの手仕事で理想の革を探求する職人が辿り着いた、新たなレザークラフトの到達点。 革ジャン職人の手が導く、生...

革ジャンの新機軸がここに。アメリカンでありながら細身でスタイリッシュな「FountainHead Leather」

  • 2025.10.31

群雄割拠の革ジャン業界において、カルト的な人気を誇り、独自のスタイルを貫くファウンテンヘッドレザー。アメリカンヘリテージをベースとしながらも、細身でスタイリッシュ、現代的な佇まいを見せる彼らのレザージャケットは、どこのカテゴリーにも属さない、まさに“唯我独尊”の存在感を放っている。 XI|シンプルな...

生きたレザーの表情を活かす。これまでになかった唯一無二の革ジャン、「ストラム」の流儀。

  • 2025.10.30

生きたレザーの質感にフォーカスし、“バーニングダイ”をはじめとする唯一無二のレザースタイルを提案するストラム。我流を貫き、その意思を思うがままにかき鳴らすことで、オリジナリティを磨き上げる孤高のレザーブランドだ。デザイナー桑原和生がレザーで表現するストラムのモノ作りの哲学、彼が革ジャンを通して描き出...