「目付き青タグ」Championとは?
アスレチックウエアの老舗ブランド「チャンピオン」。「ランナータグ」や「タタキタグ」、「バータグ」に「トリコタグ」、それらに加え[リバースウィーブ]という看板アイテムも含めヴィンテージ市場では旧くから人気と価値が付いている。今回はそんな「チャンピオン」の中でも注目されてこなかった「目付き青タグ」のナイロンジャケットを紐解いていく。
主なバリエーションは3種類



上からスポーツブルゾン、フードジャケット、そしてコーチジャケット。このタグでよく見かけるナイロンジャケットは主に3種類だ。同型でも、学校やチームのロゴ刺繍やプリント、ボディのカラー、ライニングの違いなど、バリエーションが豊富である。
変形モデルも多数存在する。



ナイロンジャケットの黄金期は’80sで間違いない。そのため、様々なスポーツに向けた多種多様なデザインが存在する。
タグの種類
’80s中期には使用され始めていた「目付き青タグ」。他のアイテムでは、このタグの後にタグの地が青と白で上下に分かれる「目付き白青タグ」が使用されるがナイロンジャケットでは見かけない。’80s後期以降になると徐々にナイロンジャケットの製造数が減っていくため、数年の短い期間の同一デザインのタグにおいても小さな変化が伺え、前期と後期の判別が可能である。
ジャケットに付くタグは主に3種類



上の横長のタグはTシャツやスウェットなどの他のアイテムには付かずジャケットのみに使用された。中央は正方形に近いネームで他のアイテムでも使用された。生産国やケア表記がホワイトボックスで入るものも存在する。下は縦長で生産国とケア表記が白文字で数段に分かれる。
同じデザインのタグでもレジスターマークの位置も2種存在する。


タグ中央の「Champion」に付くⓇマークの位置が上のタグは目玉Cの右上に配置されるが、’80s後期頃になると商標登録の関係で®️の位置がロゴ末尾に変更されたと思われる。なので上のタグは’80s中期から後期、下のタグは’80s後期から’90sと推測できる。
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