定番から新作まで、2nd編集部が選ぶ「ビットローファー」のおすすめ7選。【断然革靴派】

定番、新作を問わず、いま買うことのできるローファーを厳選してご紹介。カテゴリは、ペニー、タッセル、ビット、そして変化球の4つ。今回はビットローファーをピックアップ! サドルに馬具をモチーフとした装飾(ビット)が付くデザイン。「グッチ」が1953年に発表した[ホースビット 1953]が元祖。生まれはイタリアだが、『オフィシャル・プレッピー・ハンドブック』にも記載されるなどアメリカントラッドとの関係も深い。誰もが知る名門シューメーカーからセレクトショップの別注作、気鋭のジャパンブランドまで幅広いラインナップからトラッドスタイルの相棒となる1足をお探しあれ!

「Enzo Bonafe(エンツォ・ボナフェ)」の[2695]

名著『オフィシャル・プレッピー・ハンドブック』にもプレッピーの必須アイテムとして記載されているビットローファー。その元祖としても知られる某ラグジュアリーブランドのOEMを請け負っていたのが「エンツォ・ボナフェ」といわれている。馬具のハミをモチーフにした装飾とそのDNAを引き継ぐ[2695]は、イタリアンシューズらしく優れた屈曲性が特徴。トゥボラーレ製法と言って、中底とアッパーを筒状(チューブ状)に巻き込むように縫い合わせる独自の製法で、足全体を包み込む履き心地がもたらされる。アッパーは生後半年以内の仔牛の革を丁寧に鞣したブラックカーフ。アウトソールはヒドゥンチャネルで仕上げた、全方位的にエレガントな名品だ。(トレーディングポスト 青山本店TEL03-5474-8725)

Price:148,500yen(including tax)
Leather:Calf
Construction:Mckay
Outsole:Leather

「Tricker’s(トリッカーズ)」の[M5777]

シックでドレッシーな[M5777]は同社のアーカイブから復刻したもの。モカ縫いは細いパイピング仕上げでシングルソールと、カントリーブーツに代表されるトリッカーズのパブリックイメージとはひと味違うドレス仕様だ。ミニマルなルックに、円形に近いゴールドのビットがエレガントなアクセントを加えている。(トリッカーズ 青山店TEL03-6805-1930)

Price:110,000yen(including tax)
Leather:Calf
Construction:Goodyear
Outsole:Leather

「R.C.A.F(アールシーエーエフ)」

「リ クリエイト アーカイブ フットウェア」の頭文字がブランドネーム。本作では80年代のイタリアンローファーを元ネタに、どこかいなたい表情のスウェードビットローファーに。とりわけキメの美しいゴートスウェードを用い、またイタリア製フレックスベンズのソールとトゥボラーレ製法によって驚異の軽さ、柔らかさを実現(ビームス F TEL03-3470-3946)

Price:59,400yen(including tax)
Leather:Goat Suede
Construction:Tubolare
Outsole:Leather

「Paraboot(パラブーツ)」の[ランス モア]

[ランス]同様、ボリューム感が持ち味の名作チロリアンシューズ[ミカエル]をビットローファーにアレンジした[ランス モア]。リスレザーにラグパターンが特徴的なラバーソールを組み合わせたヘビーデューティなランスにマッチさせるべく、大ぶりのビットを採用している。イタリアンビットローファーとはまるで違った表情で魅せる、重厚なアレンジがこれぞパラブーツな1足だ。(パラブーツ青山店TEL03-5766-6688)

Price:96,800yen(including tax)
Leather:Lis Waxi Leather
Construction:Norwegian
Outsole:Rubber

「42ND ROYAL HIGHLAND(フォーティーセカンドロイヤルハイランド)」

ビットローファーのビットはゴールドが一般的だが、42ndのオリジナルでは珍しいシルバーの美錠があしらわれている。全体的にリラックスした雰囲気で、アッパーはしなやかなゴートシュリンクレザー。そこに輪を掛けたコンフォートを実現すべく、ヒールやつま先に芯を入れず、柔らかな足当たりを追及。トリプルクッション仕様のインソールゆえ足裏のクッショニングも段違いだ。(42nd ロイヤルハイランド 代官山店TEL03-3477-7291)

Price:29,700yen(including tax)
Leather:Goat Shrink Leather
Construction:Cement
Outsole:Rubber

「CARMINA(カルミーナ)」

スペインはマヨルカ島で創業したドレスシューズメーカーながら、ビットローファーではオーセンティックなイタリアンスタイルを踏襲。トゥのウォールが垂直に立ち上がったクラシカルなラウンドフォルムと、ソールやコバのボリュームを最小限に留めたマッケイ製法はその一例。アッパーは薄っすらとシボの入ったアノネイ社のフルグレインカーフ、フンシャルを用いており、実に品がいい。(トレーディングポスト 青山本店TEL03-5474-8725)

Price:88,000yen(including tax)
Leather:Calf
Construction:Mckay
Outsole:Half Rubber

「Crockett & Jones(クロケットアンドジョーンズ)」の[マイアミ]

やや短めのノーズが特徴のクロケット流ビットローファー、[マイアミ]。素足履きも考慮し、上質なアニリンカーフをベースにシボ加工された、柔らかさと高級感を兼ね備えたミドルカーフを採用。両サイドを手で掴めば容易に握りつぶせるほどの柔らかさだ。アウトソールはハルボロラバー社製のシティソール。過不足のないグリップ力を備えたラバーで、ドレスな顔つきを邪魔しない。(トレーディングポスト 青山本店TEL03-5474-8725)

Price:143,000yen(including tax)
Leather:Calf
Construction:Goodyear
Outsole:Rubber

(出典/「2nd 2025年6月号 Vol.212」)

この記事を書いた人
みなみ188
この記事を書いた人

みなみ188

ヤングTRADマン

1998年生まれ、兵庫県育ちの関西人。前職はスポーツ紙記者で身長は188cm(25歳になってようやく成長が止まった)。小中高とサッカーに熱中し、私服もほぼジャージだったが、大学時代に某アメトラブランドの販売員のアルバイトを始めたことでファッションに興味を持つように。雑誌やSNS、街中でイケてるコーディネイトを見た時に喜びを感じる。元々はドレスファッションが好みだったが、編集部に入ってからは様々なスタイルに触れるなかで自分らしいスタイルを模索中。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

名作[ハリケーントップ]誕生から40周年! 「CHUMS」の「ハローウェア」が再登場

  • 2026.09.23

「チャムス」の名作[ハリケーントップ]の誕生から40年を迎える今年、「ハローウェア」が再登場する。そのコレクションを紹介する前に、まずはブランドが歩んできた歴史を紐解いていこう。これまでの歩みを知れば、「ハローウェア」をもっと楽しめるはずだ。 ハロー、懐かしくて新しいチャムス サングラスを川に落とさ...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

いつもの装いに、頼れる履き心地。この秋は、コートスニーカーとチロリアンシューズがあればいい

  • 2026.09.18

トラッドな装いになら、足元はやっぱり品よくいきたい。でも、履き心地だってこだわりたい。そんな欲張りな気分に応えてくれるのが「ロックポート」。クラシックな佇まいと快適さを両立した2足を紹介する。 品よく履けて、しっかり快適 「お洒落は我慢」とは言うけれど、格好よさも履き心地も譲れない。そんなわがままに...

上野の2つの「SUN HOUSE」で、秋支度。おすすめのアイテムを聞いてきました

  • 2026.09.18

歩いてわずか30秒ほどの距離にある、上野ふたつのサンハウス。今回はそれぞれの店舗で、この秋おすすめのアイテムを聞いてみた。2軒を行ったり来たりしながら、そろそろ秋支度を始めよう。 上野のサンハウスは行ったり来たりが正解です 昨年のリニューアルを経て、アメ横に2店舗を構えるようになった「サンハウス」。...

Pick Up おすすめ記事

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...

名作[ハリケーントップ]誕生から40周年! 「CHUMS」の「ハローウェア」が再登場

  • 2026.09.23

「チャムス」の名作[ハリケーントップ]の誕生から40年を迎える今年、「ハローウェア」が再登場する。そのコレクションを紹介する前に、まずはブランドが歩んできた歴史を紐解いていこう。これまでの歩みを知れば、「ハローウェア」をもっと楽しめるはずだ。 ハロー、懐かしくて新しいチャムス サングラスを川に落とさ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...