140年以上の歴史とDNAを引き継いだ、質実剛健な「べオーマ」のレザープロダクツ

ロンドンに次ぐ英国第2の都市・バーミンガムの北西に位置するウォルソールを拠点とするレザーカンパニー「べオーマ」。熟練の職人による「ハンドメイド・イン・イングランド」にこだわって作られたプロダクトの魅力とは……。

140年以上の歴史とDNAを引き継いだ熟練のクラフトマンシップ

2022年末、英国生産を140年以上続けてきたレザーブランド「ホワイトハウスコック」の工場が閉鎖。受け継がれてきた伝統と技術は途絶えるかと思われた。そんな状況のなか、レザークラフトに精通するアレックス・シンプソン氏が同ブランドの職人の中でも生産の要として活躍した腕利きの職人を率いて新たに工場を設立した。それが「べオーマ」だ。

ブランドの名前は3世紀頃にバーミンガムの起源となった小さな村 「ベオーマ」に由来。 イングリッシュブライドルレザーをはじめとする厳選された素材を使用し、英国のみならず世界中で長年にわたり愛されてきた「ホワイトハウスコックス」のDNAを引き継ぎ、確かなクラフトマンシップとモノづくりに対する並々ならぬ情熱で上質なレザープロダクトを作り続けている。

彼らが作る渾身のプロダクトは、長く使用することでその魅力を増大させ、生涯を懸けて愛すべき逸品なのである。

職人の技術と情熱が宿る至極のレザープロダクツを紹介!

イングリッシュブライドルレザーを贅沢に使用したレザートート。裏地のないアンラインド仕立てやカウハイドを丹念に編み込んだハンドルがポイント。15万4000円

肉厚なカウハイドを編み込んだメッシュベルト。バックルはニッケルコーティングを施した真鍮製。3万3000円

丸みのあるフォルムが特徴的なショルダーバッグ。コーディネイトのアクセントにも◎。7万4000円

イングリッシュブライドルレザーのシンプルな2つ折りウォレット。5万9400円

ラウンドしたフラップが特徴的な定番の3つ折りウォレット。5万9400円

【NEW ARRIVAL】軽くて丈夫なキャンバスコレクション「Canvas Luggage」

この春、「べオーマ」が新たにリリースするのが「CANVAS LUGGAGE COLLECTION」。150年以上の歴史を持つスコットランドの生地メーカーが作る英国製ワックスコットンキャンバスを使用した、春夏にぴったりのコレクションだ。

高密度に織られた18オンスのコットンキャンバスにワックスコーティングを施すことで撥水性を持たせ、耐久性も向上。パーツを縁取るレザーには、栗の樹皮のエキスを使用した自然由来の製法で鞣したフルベジタブルタンニングレザーを使用している。これらの上質な素材は使い込むことで表情に変化が現れる“経年変化”も魅力。ダブルポケットが特徴的なトートは、ネイビーのスラックスにデッキシューズを合わせた軽快なトラッドスタイルに程よい重厚感をもたらしてくれる。9万4600円

左/狩猟際に猟銃の弾薬筒を入れるために設計されたヴィンテージのカートリッジバッグからインスパイアを受けてデザインされたショルダーバッグ。日常における必需品を携帯するのに最適な“ちょうどいい”サイズと丸みのあるキャッチーなフォルムが魅力。4万6200円 中/ラージサイズのスクエア型トート。随所にレザーの補強を施すことで安定感を担保し、自立するのも嬉しいポイントだ。ハンドルはウェビングを二重に重ねることで堅牢度を向上させている。9万6800円 右/アイコニックなメッシュレザーのハンドルが特徴的なミニバッグ。ショルダーストラップは取り外すことが可能で、トートバッグ単体でも使用することができる。7万4800円

【問い合わせ】
グリフィンインターナショナル
TEL03-5754-3561
https://www.frame.jp/blog/all/top/

(出典/「2nd 2025年5月号 Vol.211」)

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みなみ188
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みなみ188

ヤングTRADマン

1998年生まれ、兵庫県育ちの関西人。前職はスポーツ紙記者で身長は188cm(25歳になってようやく成長が止まった)。小中高とサッカーに熱中し、私服もほぼジャージだったが、大学時代に某アメトラブランドの販売員のアルバイトを始めたことでファッションに興味を持つように。雑誌やSNS、街中でイケてるコーディネイトを見た時に喜びを感じる。元々はドレスファッションが好みだったが、編集部に入ってからは様々なスタイルに触れるなかで自分らしいスタイルを模索中。
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