日本のデイリーウェアが国境を越えてフランスへ。高品質でベーシックなTシャツ。

1997年の創業以来、一貫としてアメリカで収穫した丈夫な綿だけを使用したTシャツやスウェットを中心としたカットソーを27年間作り続けてきた『グッドオン(Good On)』。ピグメント染めによる豊富なカラーバリエーションも定評がある。また創業当初から継続しているブランドの定番となるカットソー達は型を変えることなく今もなお、展開されており世代を超えて着用されています。

セレクトショップ『ロイヤルチーズ(ROYAL CHEESE)』での取り扱いがきっかけ。

そんなグッドオンが、パリを拠点とするセレクトショップ『ロイヤルチーズ(ROYAL CHEESE)』での取り扱いをきっかけにフランスで人気ブランドとなったのです。本来は高品質の米綿を使用し、日本人の体型に合った商品を作り続けてきたブランドがいかにしてフランスに広がっていったのか、今回はそのあたりについて書いてみようと思います。

ロイヤルチーズは1998年にパリで創業し、現在では市内に3店舗を展開しています。世界中からセレクトした商品で構成された店内はハイセンスな品揃えです。

オーナーのキャサリン・ヨスフィ ( Catherine Yousfi )は2000年代の初頭に日本の雑誌で「Good On」を偶然にも発見し、ファックスでTシャツの注文をくれまた。しかし、当時はインターネットがそこまで普及しておらず、当時はその一回の取引で終了となったのです。そこから20数年の月日が経ちました。

グッドオンが当時から20数年変わらずにこだわりの商品を作り続けていることを知ったキャサリンからメールで連絡が来たのである。これには我々も驚きました。そこから再び、ロイヤルチーズでの取り扱いが再開されたのです。

すっかりパリの老舗ショップになっていたロイヤルチーズでの取り扱いはグッドオンが瞬く間にパリジャンの間で話題になりました。この噂はフランス全土にまで広がり、現在は40店舗を超える小売店で取り扱われるようになりました。

オーナーのキャサリン曰く、「世界中を探してもピグメント染めでここまでのバリエーションを展開しているのはグッドオン以外にはないよ!!」。

また「丈夫な米綿を使用しているので長く着用する事もできるし、ピグメント染めの風合いは着用するほどに増すから最高なんだ!!」と大絶賛。意外にもフランスでグッドオンが愛される理由は日本と同じでした。

現在アパレル業界においても課せられている課題は多いです。その中で国境を越えても同じ時間(トキ)を過ごしていれば、感じる事は同じなのだろうと思います。

シンプルで飽きがこず、長く使用できるものこそ、国境を越え新たな世代に受け継がれていく普遍的なニュースタンダードなのだと感じます。

この記事を書いた人
広沢泰
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広沢泰

ミスターグッドオン

Good Onの創立から携わり27年間セールスに従事。『ミスターグッドオン』の異名を持つ。幼少期に観た80年代のアメリカ映画や音楽に衝撃を受けファッションに目覚める。ジャンルにとらわれない無類の古着好きでもある。プライベートでは料理やマラソン、農業と非常に多趣味な面もあり、普段の仕事とはかけ離れた休日を過ごしている。人見知りしない性格で初見の方とも直ぐに打ち解け、業界・業種問わず様々なジャンルの方々とも親交が深い。
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