ボンクラの デニムブレザー。ボンクラ/森島久さん
シングルブレスト、3パッチポケットというベーシックなブレザーを8.5オンスのデニム生地で再構築した1着。森島さんの「エイジングするブレザーっていいな」というアイデアから生まれたそうで、カバーオールのようなカジュアルな雰囲気が魅力だ。
「芯地や裏地を入れるなど、テーラリングを駆使して作ったこだわりのブレザーです。ショーツやミリタリーパンツに合わせてもいいし、使い勝手が良いのが魅力です」と森島さん。
変化球的なブレザー、ワードローブに加えて損はないはず。12万円(サロン ボンクラ TEL072-968-7073)
写真上/モデルとしての顔も持つ森島さん。何パターンかコーディネイトを組んでもらったのだが、何を着ても似合う! 中に合わせるクレイジーパターンのシャツとの相性も抜群! 写真下/「サロン ボンクラ」には可愛いわんちゃんが!
アナトミカのオックスフォードシャツ。アナトミカ東京/山根領太さん
オックスフォードのBDシャツは、アメトラの魂だ。トラッドを謳うお店には必ず一着は置いてあると言っても過言ではない。「アナトミカ」もそんなお店のひとつ。「古着好きにとってはたまらない6つボタン仕様で、生地も旧きよきアメリカの生地を研究して作っています。
経糸も緯糸も現行シャツにはない太さなんですが、上品すぎないラフに着られる風合いが魅力。シルエットもゆったりすぎることもなく、まさに今後の超定番となりうるアイテムだと思っています。
イエローとホワイトの2色展開です」3万3000円(アナトミカ 東京 TEL070-3144-0378)
写真上/襟元はロールが美しく見えるよう、やや大ぶりに設計された“3フィンガーカラー”が特徴。写真下/この日の山根さんの足元は、〈オールデン〉の新作プレーントゥをチョイス。
ハミルトンの カーキフィールド メカ。シップス/松尾教平さん
〈ハミルトン〉の[カーキフィールド メカ]は、現在30歳の松尾さんにとって思い出の品だった。「自分がまだ駆け出し、24歳で初めて購入したちゃんとした時計がこれでした。アメカジに傾倒していたこともあり、よりアメリカらしさを探して行き着きましたね。現行品なのに手巻きってところもロマンを感じてて。
時計好きからしたらベタかもしれませんが、この業界だと周りに着けている人を見かけない点や、着けていても誰にも突っ込まれないあたり、“裏”かなと思いました(笑)」8万5800円(シップス 銀座店 TEL03-3564-5547)
写真上/「純正のベルトは直球ミリタリーすぎたので、フェニックス社製G10ベルトに付け替えています」 写真下/この日の松尾さんの装いは〈ブルックス ブラザーズ〉のシャツや〈オールデン〉の[986]などアメトラ名品ばかり。
USアーミーのフードハンドラーパンツ。アーチ/原祐輔さん
これはUSアーミー(陸軍)に支給されていた[フードハンドラーパンツ]。見た目にはベイカーパンツのホワイト版という印象。これぞ“裏”の名品だ。「その名の通り、軍で配膳をしていた人、もしくは料理人が穿いていたパンツだと思われます。おそらく1960年代製のもので、生地は薄くて柔らかいバックサテン。
武骨なはずのミリタリーウエアだけど、ホワイトで爽やかだし、ややチープ感もあるところが気に入っています」1万9800円(アーチ南青山 TEL03-6434-1203)
写真上/原さんはこのパンツに夏っぽくボーダーのバスクシャツを合わせたいとのこと。写真中/バックポケットの仕様は同じくUSアーミーに支給されていたベイカーパンツと異なる。写真下/「アーチ南青山」には、激レアなアメリカヴィンテージ靴がたくさん並んでいた。
パーカーのボールペン。フリーランスセールス/柳雅幸さん
「よくペンを紛失していて、その対策として、このペンを使い始めたんです。いつもよりも意識して使うので無くすことも減り、もし無くしても、諦められるギリギリのラインのちょうど良いボールペンなんです」1950年代から続くクラシックなデザインも選んだ理由のひとつ。
「前職でシャツのオーダーを取っていた際に、胸ポケットに刺さっているペンが格好いい方がいいなと思って、クリップ部分が矢羽になっているこのペンを選びました」2750円(ニューウェルブランズ・ジャパン ライティング事業部 https://www.parker-japan.jp/)
写真上/柳さんが商品企画とセールスとして関わっている「マルベリー」にお邪魔した。〈フロストライン〉のぬいぐるみがキュート! 写真下/胸ポケから覗くペンの矢羽。シャツの柄であまり見えていません(笑)
ポピーのペイズリータイ。GMT/ミウラシュランさん
横浜の元町商店街にある老舗トラッドショップ「ポピー」のレジメンタルタイを紹介してくれるのは、弊誌ではお馴染みの三浦さん。「日本のアイビーを支えたといっても過言ではない名店だね。『GMT』に入ってから、ずっとお世話になってるお店で、15年以上通っているはず。ペイズリー柄って好きな柄だったんだけどタイでは意外と持っていなくて、結構気に入ってるんだよね。
毎年新しい柄を出していて見るのも楽しいし、お店の内観を見に行くだけでも気分が上がる、アイビー好きなら行ってみて欲しいな」。5500円(ザ ポピー TEL045-641-0373)
写真上/「ポピー」のタイを5本持っているという三浦さん。お気に入りの2本を持ってきてくれた。写真中/タグもクラシックで格好良い! 写真下/「GMT」は今年で30周年、いつもお世話になっております!
(出典/「2nd 2024年11月号 Vol.208」)
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