「サマートラッド巧者」の一軍カバンとその中身|「アナトミカ東京」店長・山根領太さん

2nd誌お馴染みのトラッド巧者たちがリアルに愛用する、サマートラッドなカバンを拝見。「アナトミカ東京」店長・山根領太さんはブランドの12周年に発売されたヘルメットバッグを今夏使い込む予定とのこと。カバンついでにその中身まで見せてもらったら、そのこだわりとともに見ているこちらまで物欲が湧いてくる。

スポーティなアイビールックにちょうどいい

「アナトミカ東京」店長・山根領太さん|カジュアルからスーツまで、幅広いスタイルを着こなすアナトミカの若き店長。学生時代はバスケットマンであったことから、今でも適度な運動を欠かさない

世界中の洒落者が注目する「アナトミカ」。そのフラッグシップショップである東京店の店長山根さんは、ブランドの12周年に発売されたヘルメットバッグを今夏、メインで使う予定だ。

「入荷当初からずっと欲しかったのですが、先月3度目の入荷分でやっと買えました。武骨なミリタリーデザインだけど、薄いベージュの色味が秀逸で武骨すぎることもなく、なんなら上品さすら感じます。デッドストックのゴアテックス素材を使っているので雨にも強く、軽めのジャケットに肩掛けして少しスポーティなトラッドスタイルで楽しもうと思います」

12thアニバーサリーヘルメットバッグ(アナトミカ)

4万9500円(アナトミカ東京TEL03-5823-6186)

山根さんのカバンの中の愛用品

1.戸田屋の手ぬぐい

アナトミカ東京でも取り扱っている人形町の老舗「戸田屋」の手ぬぐいを、ハンカチがわりに常に携帯。「縁を縫い上げているのでほつれてくることがなく使いやすいです」

2.ジム用のウエア

体型維持のためのジム通いが日課で、常にジムウェアを携帯。「ジムウェア探しがマイブームで、最近は80年代の洋画を参考にクラシックスタイルを目指しています」

3.ヤマハのイヤホン

他人と違うイヤホンを探している時に見つけたというアイテム。「楽器メーカーとしての信頼度もありますし、日本のメーカーなので耳へのフィット感が抜群です」

4.アナトミカのメガネケース

ブルーライトカットレンズが入った眼鏡ケース。ペンが一本挿されている。「普段はコンタクトレンズなので完全に事務作業用。コードバン特有の経年変化が美しいですね」

5.村上春樹の本

読書が好きで常に本を携帯しているという山根さん。いまは村上春樹の一冊を愛読中だ。「Kindleへの移行も考えているのですが、紙をめくるのが好きで躊躇しています」

6.パタゴニアのキャリーエールバッグ

手のひらサイズにまとまるパッカブル仕様のバッグは、携帯に便利でサブバッグとして活躍。「なんだかんだ毎シーズン気になるパタゴニア。見つけると買っちゃいます」

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2024年6月号 Vol.205」)

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パピー高野
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パピー高野

断然革靴派

長崎県出身、シティーボーイに憧れ上京。編集部に入ってから服好き精神に火がつき、たまの散財が生きがいに。いろんなスタイルに挑戦したい雑食タイプで、ヨーロッパからアメリカものまで幅広く好む。家の近所にある大盛カレーショップの名を、あだ名として拝借。
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